入浴タイムに香りを嗜む。目を閉じて「今」の自分を感じること

年齢を重ねるたびに、一年経つのが早くて仕方がない。

去年だけでも「もう〇月！？」と何回口に出しただろうか。毎日のスピード感が目まぐるしくて、日々のルーティンや仕事をこなしていくだけで精一杯。趣味に使える時間もまとまって確保できることは減ってきたように思う。

特に年末はやるべきこととやりたいことが重なって、さらに人生の支えやアイデンティティになっていた事柄が次々と重要な転換期を迎えていた。何かと考え込むことも多く、気づいたら頭の中がぐちゃぐちゃ。

大好きな昼風呂に入ることもなくなり、夜中になってやっと入浴を済ませたり、湯船に使ったまま明け方まで出られなくなったりもした。あまりよくない傾向が続いていたけれど、少し寒さが緩んで日が長くなってきた今、また明るいうちに入浴する習慣を取り戻せそう。そんなときバスタイムのおともにしたいのは、香りやパッケージで気分が上がるような入浴剤だ。

バスタイムに自分と向き合う

わたしにとってお風呂は、本音を言うと少々（いや、かなり）面倒なもの。

1回こなすだけでも必要な工数が多すぎる。着替えを用意して、洋服を洗濯カゴに仕分けて、濡れるのが嫌いなのに髪の毛を洗って、やっと終わっても今度はスキンケアにヘアケア…。わたしは電子レンジのチンも待てないくらいせっかちなので、ドライヤーで髪の毛を乾かす工程なんて苦痛でしかないのだ。いつになったら終われるのかと永遠すら感じる時間。

それでも、入浴を楽しむための自分なりの秘訣がある。それは「まだ外が明るいうちからお風呂に入る」ことだ。

まだ明るいうちからお風呂に入るのが好きな話 | Sense of…

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この記事でも言及したように、昼間からお風呂に入るのは結構楽しい。寒い夜に嫌々入るより、まだ気温が下がりきっていないうちに入ってしまえば、出るときも億劫になりにくい。

湯船に浸かる日は、集めておいたお気に入りの入浴剤から好きなものを選ぶ。その日の気分や季節感にあわせて香りやパッケージなどを見比べながら、どれにしようか迷う時間は心が弾む。

たっぷりと張ったお湯に、好みの香り。夜に入るとスマホばかり眺めてしまうけれど、昼間は不思議と目を閉じてぼーっと過ごしたくなる。

考えごとは尽きなくても、せめて湯船に浸かっている間だけは「今この瞬間」にフォーカスすること。脳内に余白が生まれれば、思い詰めていたときよりもいい方向に気持ちが向くことが（わたしは）多い。

香水のようなお花の香りに身を預けて

わたしの中では、お風呂で過ごす時間の質を左右するのが入浴剤の香り。いいものがないかアンテナを張っていると、この春使ってみたくなるアイテムを見つけた。

“時短とサスティナブル”を掲げる日本のブランド『SWATi MARBLe（スワティーマーブル）』から新登場したのは、1つで2役を兼ねる「SALT SCRUB BODY & BATH（ソルトスクラブボディ&バス）」。

バスソルトでありボディスクラブでもあるという、せっかちなわたしにとって時短ケアにもぴったりなアイテムだ。

新生活へのギフトにもちょうどいいおしゃれなパッケージで、1回使い切りサイズのパウチタイプ。家でのバスタイムだけでなく、旅行先や帰省時の持ち運びにも便利なのがいい。

香りの種類

ニッチフレグランスも好きなわたしは、香調の解説を見ただけでニヤリ。

「TEA GRASS」はユーカリにレモングラスというスッキリした組み合わせで、花粉の季節にも気分をリフレッシュできそう。ギフトにしても好き嫌いが少ないだろう。

「ANISE JASMINE」は興味深い香りの構成で、個性派な印象。落ち着いたラベンダーの香りに華やかなミュゲ、さらにラストがスパイシーでぬくもりあるシダーウッドに濡れた土のようなパチュリという、なんとも気になる組み合わせだ。こだわり派としてこれは見逃せない…！

香水のように移ろいゆく香りを楽しめそうなバスソルト＆ボディスクラブ。この春に向けて、自分と向き合う時間にそっと寄り添ってくれそうだ。

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