「自分へのご褒美」と甘やかすには大人になりすぎたけど、一年の締めくくりには、やはりスペシャルなものを買いたくなる。
実用的なスキンケアでも、プチプラコスメでもなく、やってやったぞ感を味わえるものといえば…そう、CHANEL(シャネル)。しかも買うのはオンラインストア。
ハイブランドのネット購入はタブー?
ハイブランドのコスメをネットで買うという行為に手を染めたのは、パンデミックの自粛期間中のこと。外出を控えろって…買い物はどうすればいいのよ…化粧品が切れるじゃない!
新宿伊勢丹のビューティーカウンターの華やぎ。仕事帰りにフロアに降り立つと、さざめきと香りに興奮で身震いする。すごくすごく疲れているときには、シャネルでコスメを見繕い、あの紙袋を持って歩くのが劇薬のように効く。
だから、パンデミックによって新宿伊勢丹に行けなくなってしまったことを本気で悲しんだ。あそこの化粧品フロアは特別な空間なのだ。
そう嘆いているうちに、ネットでシャネルの公式オンラインストアに迷い込むわたし。あー、ここで買えますよっていう…?いや、ショップで買い物をしてこそのシャネルでしょ…?微かなためらい。
でもどうしても欲しいアイシャドウがあって我慢できない。邪道かもしれないけど試してみるか!
オンラインショッピングという体験価値
注文したものが届いて何が驚いたかというと、まず丁寧な梱包。ロゴ入りの白いボックスを開けると、さらに「CHANEL」と刻印された袋が出てきた(これをわたしは“おシャネル巾着”と呼んでいる)。
胸の高鳴りを抑えながら袋を覗くと、宝物のようにそっと包まれたアイシャドウ。え、なにこのときめき。求めていたのはこれじゃない…?
わたしは開眼した。なんて便利な時代に生きているのだろう!
それ以来、他のブランドのコスメも公式オンラインストアから躊躇なく購入するようになった。
春を呼び込むレ キャトル オンブル
わたしの2023年のコスメ買い物納めは、シャネルの4色アイシャドウ『レ キャトル オンブル』。このシリーズはいくつか揃えているけれど、今回は、繊細なモーヴピンクに惹かれて「エレメンタル」をチョイス。
寒くて気持ちが上向かなくても、せめて目元ぐらいは明るくいきたい。新年から、まばたきのたびに春を呼び込もう。
ところでこの“おシャネル巾着”はとても重宝しています。旅行のパッキングに使ったり、友達へのちょっとしたお裾分けを入れてみたり。
今はオフラインの買い物がメインだけど、これ欲しさにオンライン購入することもあります。しっかりマチがあって、ロゴ入りで、そこそこしっかりした“おシャネル巾着”はなんと無料サービス。ちょっと得した気分ですよね。
ハイブランドの魅力は、プロダクトに留まらず買い物体験そのものにもあるけれど、オンラインストアとて同様でした。シャネルは、いつだってわたしたちの心を満たしてくれのです。