スターバックスのシーズンプロモーションは、「今回の新作のドリンクやグッズは何かな？」と、いつもワクワクさせてくれる。なかでも楽しみにしているのが、バレンタインが終わった2月中旬頃に展開されるSAKURAプロモーション。
とくに、限定デザインのショッパー、いわゆる“スタバの桜の紙袋”が好きで毎年集めている。ホリデーシーズンにも特別デザインのショッパーは登場するが、やはりいちばん心惹かれるのはSAKURAのデザイン。歴代ショッパーを並べて眺めながら、なぜこんなにも惹かれるのかを改めて考えてみた。
わたしのこと
- 年齢：30代
- 性別：女
- 職業：ライター
- ライフスタイル：誰かと同居、インドア派、リモートワーク、朝型、自炊派
- 好きなスタバのビバレッジ：イングリッシュ ブレックファスト ティー ラテをゼンブミルクに変更
スタバの桜の紙袋を集め出したきっかけ
季節ごとに魅力的な限定デザインが並ぶ、スターバックスのタンブラー。ある年のSAKURAプロモーションで発売された桜柄のタンブラーに一目惚れし、思わず購入した。
そのとき、タンブラーを入れてもらったショッパーを見て驚いた。タンブラーとおそろいの桜柄が紙袋にもあしらわれていたのだ。
当時は店内で過ごすことがほとんどだったため、ショッパーにはあまり目を向けていなかった。シーズンごとに限定ショッパーが登場することは知っていたが、実際に手にすると、いつもの紙袋とはひと味違うデザインの特別感に一気に心を奪われた。
それ以来、SAKURAプロモーションの時期になると、スタバの桜の紙袋を手に入れるために、何かしらテイクアウトするようになったのだ。
スタバの桜の紙袋に心惹かれる理由
スターバックスには、SAKURAプロモーション以外にも、ホリデーシーズンなどで限定デザインのショッパーが登場する。しかし、個人的にいちばん心惹かれるのはSAKURAである。なぜSAKURAショッパーに特別な魅力を感じるのか、その理由を改めて考えてみた。
桜モチーフをどうデザインするのか毎年楽しみ
SAKURAプロモーションでは、その名の通り桜をモチーフにしたドリンクやフード、グッズが展開される。毎年同じ“桜”をテーマにしているにもかかわらず、その年ごとにデザインの表情が変わるのがおもしろいところ。
たとえば2023年は、ビビッドなカラーに躍動感あるデザイン。2022年は淡い色合いでふんわりと優しいデザインが印象的だった。このように、その年のテーマやカラーによって、毎回違った桜を見せてくれるので、「今年はどんなデザインかな」と期待させてくれるのである。
ショッパー全面に渡ってデザインされている
ホリデーシーズンのショッパーは、いつものクラフト紙にスターバックスのロゴが入った面と、ホリデーデザインが印刷された面を組み合わせている年もあった。一方で、SAKURAプロモーションのショッパーは、全面に桜のデザインがあしらわれているのが特徴である。
どこから見てもデザインが楽しめる、360度かわいいショッパー。ぐるりと一周するように桜が描かれ、まるでひとつの作品のように仕上げられている年もある。この特別感に、心惹かれずにはいられないのである。
SAKURAの世界観をお持ち帰りできる
スターバックスは普段から落ち着ける空間であるが、SAKURAプロモーションの時期は、店内が一気に華やぐ。
入り口には、桜が描かれたチョークボード。棚には、桜柄のグッズがずらりと並ぶ。ショーケースには桜モチーフのフード、メニューには桜モチーフのドリンク。どれにしようか迷う時間さえ、特別なひとときだ。
カウンターで商品を受け取ると、ドリンクのペーパーカップやフードを包むワックスペーパーにまで桜があしらわれている。日本人にとってなじみ深い桜のデザインは、手にした瞬間から春の訪れを感じさせる。このSAKURAの世界観に包まれる多幸感は、また足を運びたくなる理由のひとつでもある。
そんな特別な空間を持ち帰りたくて、グッズを手に取るひとりも多いのだろう。なかでも、もっとも気軽に持ち帰れるのがショッパー。ショッパー自体も毎年こだわり抜かれているからこそ、テイクアウトした商品と一緒に眺めるだけで、SAKURAの世界観がよみがえる。
2025年のスタバSAKURAプロモーションのショッパー
今年もSAKURAプロモーションのショッパーを手に入れたので紹介したい。
SAKURAプロモーションには、毎年プロモーションコンセプトがある。今年（2025年）のコンセプトは、「Timeless Japanese Beauty」。日本画にインスパイアされたデザインは、儚げで繊細。その世界観がショッパーにも表現されている。
（参照：今年のスターバックスのSAKURAは、日本画にインスパイアされた桜デザインのカップやショッパーでお迎え 陽光を受けて咲く桜をイメージしたデザインの第一弾グッズコレクションも2月15日（土）に発売）
クラフト紙のショッパーいっぱいに、淡い色彩を重ねて描かれた花びらは、今にも手元に舞い降りてきそうだ。個人的には、ビビッドなカラーよりも和の趣を感じるデザインが好みであるため、2025年のSAKURAプロモーションにはすっかり心を掴まれている。
歴代のお気に入りスタバSAKURAショッパー
わたしは2019年から“スタバの桜の紙袋”に魅了され集めるようになった。そのなかでも、とくにお気に入りの歴代ショッパーを紹介したい。
2024年
インパクトのある多色刷りのショッパーで、SNSを大いに沸かせた2024年SAKURAプロモーション。「CHEERS to SAKURA」をプロモーションコンセプトに、満開の桜の下で乾杯を楽しむシーンをイメージしたデザインである。
（参照：SAKURAシーズン第1弾 2月15日（木）よりスタート！三色だんごをモチーフにした『花見だんご フラペチーノ®』や『さくらAR』など、お花見気分満載のラインナップが新登場）
和のテイストを感じるデザインだが、2025年と比べるとビビッドな色合いが目を引く。さらに、この年のショッパーは、桜だけでなく富士山やウグイスといった日本らしいモチーフが描かれているのも珍しいポイント。
表と裏のデザインを並べると、ひとつの絵としてつながる仕掛けもあり、細部にまでこだわりが感じられる。
2021年
2021年のSAKURAプロモーションコンセプトは、「it’s time to STEP FORWARD～新しい一歩を踏み出そう～」。春を待ちわびる気持ちに寄り添うように、青空に透ける桜の花びらがデザインされている。
この年のショッパーで話題になったのが、“隠れベアリスタ”。スターバックスが展開するクマのキャラクター“ベアリスタ”が、ショッパーの桜柄の中に隠れているのだ。ショッパーからのそくベアリスタのつぶらな瞳と目が合うと、おもわず微笑んでしまう。
店員さんとの「隠れベアリスタがいるんですよ」というやりとりや、家族や友だちに「この紙袋、見てみて！」と話すきっかけになる。ショッパーひとつで、楽しい会話を生み出してくれるところが推しポイントである。
2019年
2019年のSAKURAプロモーション「SAKURA“Mankai”Moments-Full blooming all around you-」がテーマ。見る時間や場所によって違う桜の表情をテーマに、それぞれの商品が表現されている。
その中でもショッパーやカップのデザインは、“目黒川に咲く満開の桜”をモチーフにしており、非常に印象的だ。
川沿いに並ぶ桜の木のように、ショッパーいっぱいに桜の花が咲き誇るデザイン。表面のデザインも素敵だが、袋の内側にも注目したい。
まるで、袋の中に桜の花びらを集めたようなデザインがほどこされているのだ。ショッパーをじっと眺めていると、子どものころに夢中になって花びらを集めた記憶がよみがえる。
ショッパーの内側までデザインされた年は他にもあるが、単色刷りが多い。ピンクと白のグラデーションまで施されたショッパーは、特別感にあふれている。
スタバの桜の紙袋が春の訪れを知らせてくれる
スターバックスのSAKURAプロモーションがはじまる2月中旬は、まだ冬の寒さを感じる季節。そんな時期にスターバックスを訪れると、店内には桜がちりばめられ、一足早い春の気分に包まれる。
テイクアウトした商品が入った桜柄のショッパーを眺めるだけで、暖かい春の訪れが待ち遠しくなる。紙袋ひとつで、ここまで心を動かすデザインの力に改めて感激する。
わたしにとってスタバの桜の紙袋は、春の訪れを知らせてくれる存在なのだ。
