マリブの風が連れてくる景色。空間も気分も、目に見えないものでできている

空間の居心地を決める要素はいくつもある。

目に映る照明（あるいは自然光）の色加減、肌に触れる温度や湿度、耳に馴染む音の響き――‬。それぞれの要素が調和しているとき、その空間は「ずっとここに居たい」と感じる場所になる。

そして、もうひとつ忘れたくないのが“香り”だ。

目には見えないのに、空間の印象を決定づけるほど重要で、記憶に残るもの。

そんな“香りのチカラ”を改めて感じさせてくれるフレグランス「APOTHIA for Ron Herman “MALIBU”」シリーズが、2025年6月13日から『ロンハーマン』『RHC ロンハーマン』各店で販売されている。

空間演出とルームフレグランス

香りは、空間の“気配”をつくる。

視覚や音よりもさりげなく、けれど確実にその場のムードを左右する力がある。

そんなことを改めて実感したのは、数年前にふらりと立ち寄ったロンハーマンの店舗だった。あまりにも心地よい香りが漂っていて、どこから香っているのかと足を止めて探したのを覚えている。

店員さんに教えてもらったのは、MALIBUと同じAPOTHIA（アポーシア）シリーズの「IF」だ。店頭ではディフューザーを使っているそうだったが、その場で香水のボトルを購入。

香りの“正体”がわかると、突然その空間が手の届くものになる気がした。

ロンハーマンといえば、洗練された洋服やファッションアイテムが並ぶセレクトショップ。わたしが無理なく選べそうなのは、日常使いのライフスタイル用品やベーシックアイテムが中心の『RHC（アールエイチシー）』のラインだが、APHOTHIAは予算内で買えたのも大きい。

ディフューザーを選べば、家をまるごとロンハーマンのような空気感にできたかもしれない。でもそのときは、あまりに気に入ったため、いつでも身につけられるという理由で香水を選んだ。数年経った今でもリラックスしたい休日に投入する、お気に入りの香りだ。

今回発売された「MALIBU」も、店頭で香りを試してみた。くどくないやわらかな甘さと、潮風のような“チルさ”が共存していて、思っていた以上に“いま”の気分にぴたりと合った。空間づくりのために訪れたはずが、またしても身につける香りを選びそうになっている…。

でも、こう考えたらどうだろう。

香りを纏うことは、自分自身が“空間になる”ということ。部屋を整えるように、自分の気配を整える。それもまた、ひとつの空間演出なのかもしれない、と。

APOTHIA for Ron Herman “MALIBU”シリーズ

LA発のフレグランスブランド「APOTHIA（アポーシア）」と、ロンハーマンのコラボレーション第3弾となる「MALIBU」シリーズが登場した。昨年の「WAIKIKI」に続き、今年はカリフォルニア・マリブの空気感が香りで表現されている。

裸足で浜辺を歩くような感覚をイメージした香りは、シトラスの爽快感に始まって、ガーデニアやチューベローズの花々が穏やかに広がり、ラストはアンバーやホワイトウッドがやさしく包み込む。旅の記憶のように、時間が経ってもふとよみがえる余韻が魅力だ。

アイテムは、オードパルファム、ディフューザー、アロマパッドの3種類。

EDP 50ml

• 商品価格：17,600円（税込）

Diffuser 200ml

• 商品価格：19,800円（税込）

Aromatic Pad

• 商品価格：3,850円（税込）

“行ったことのある人には懐かしさを、まだ訪れていない人には想像の余白を”。

そんなメッセージが込められた香りは、自分の部屋や身に纏う空気に、カリフォルニアのムードを招き入れてくれる。

商品詳細