夕陽を待つ“ゆるやかな時間”という贅沢〜心ほどける淡路島の夏旅〜

旅先でしか味わえない、“贅沢な時間”がある。

日常とは異なるテンポで流れる時間の中で、肩の力を抜いて、何も考えずに過ごせるひととき。

視界いっぱいに広がる海と空。琥珀色に移り変わる光と、肌を撫でる潮風。

沈む夕陽を眺めながら心の速度を取り戻せる場所が、2025年の夏、淡路島に誕生する。

心をととのえる、“夕陽待ち”の時間

旅の中で“待つ”時間は、案外、特別なものだと思う。

たとえば、カフェで注文した珈琲が運ばれるまで。移動の合間、遠くに見えた電車がホームに滑り込むまで。温泉の湯が体に馴染んで、心地よい温度になるまで。

いつもなら張り付きっぱなしのスマホを脇に置いてみれば、何気ない一瞬一瞬の“間”にある静けさに心が向く。その空白や余白が、日々の忙しさや溢れる情報の波に疲弊した、わたしのような人間をそっと“ゆるめて”くれる。

兵庫県・淡路島。ホテルの屋上に設けられた「KOHAKUテラス」には、沈みゆく夕陽をただゆったりと待つための時間が流れている。

景色が刻々と変化する夕暮れ時。海と空を背景に、自分の輪郭がゆっくりとほどけていくような、とっておきのスポットだ。

屋上に広がる“琥珀色の劇場”、KOHAKUテラス

2025年6月28日（土）に新しく誕生する「KOHAKUテラス」は、「グランドメルキュール淡路島リゾート＆スパ」の屋上（7階）に位置するビュースポット。視界をさえぎるものが何もなく、目の前に広がる鳴門海峡と大鳴門橋の雄大な夕景を一望できる。

利用は無料で、予約も不要。日没60分前から30分後まで開放されており、日によって変わる夕陽の時間は館内アナウンスで知らせてくれる。

ホテル所在地の南あわじ市といえば、日本の夕陽百選にも選ばれた（※）景勝地・慶野松原を擁する地域。地図上では車で30分ほど離れているが、オールインクルーシブの宿から眺める景色は、また特別な趣がある。

空と海が染まる琥珀色のグラデーションを、潮風に撫でられながらただ静かに味わう——。そんな“大人の贅沢”が、ここにはある。

※出典：NPO法人 日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会

「KOHAKUテラス」概要

自然も食も、まるごと味わう。オールインクルーシブの宿泊体験

宿泊そのものが“体験”となるオールインクルーシブスタイルも、このホテルの魅力。朝夕のビュッフェでは、地元食材を使った料理がずらりと並ぶ。（※ランチは提供なし、一部ドリンクは有料）

2025年8月31日まで、ビュッフェでは「べっぴん鱧落とし」を提供。関西における夏の食材の代名詞ともいえる鰻に、存分に舌鼓を打とう。

趣あふれる露天風呂では、ゆったりと深呼吸して淡路島の空気を感じてみたい。

子ども連れにうれしいキッズスペースも完備され、夏休みのファミリー旅行にもぴったり。

【夏季限定】屋外プール

7月から始まる屋外プール営業や、8月に開催される「海ほたる鑑賞会」など、夏だけの特別な体験も用意されている。海と空、そして光をめぐる時間が、日常から遠く離れた“もうひとつの夏”を演出してくれるだろう。

【夏休みイベント】海ほたる鑑賞会

ホテル内で過ごす夜は、刺激を受けて青白く光る「海ほたる」を間近に観察できるイベントに参加してみよう。子どもたちの夏休みの自由研究にもなりそうだ。

風の匂い、光の色、空の広さ。旅先で感じるすべてが、心をほんの少し柔らかくしてくれる。

グランドメルキュール淡路島リゾート＆スパの「KOHAKUテラス」は、日常で忘れがちな“余白”を楽しむ感覚を呼び覚ます場所。夕陽を待つひとときが、カメラにも心にも残る体験になる。

施設概要