ゆるグルテンフリー生活を始めて、もう2年になる。これがなかなかよいのだ。
今回は、なぜゆるグルテンフリーを始めようと思ったのか、実際どうゆるいのか、身体や心がどう変わったかを紹介しながら、ゆるグルテンフリーの魅力を伝えたい。
グルテンフリーを始めたきっかけ
私はもともとお腹が弱く、以前は週5でくだしていた。外出の予定がある日はいつもヒヤヒヤしていたし、遠出や旅行なんて全然楽しめなかった。
なんとかお腹の調子を整えたいと思っていろいろやったなかのひとつがグルテンフリーだったのだ。
とくに小麦アレルギーなどではないのでグルテンがどれだけお腹の調子に影響しているかは不明だったが、少しでもよくなればいいなぁという思いだった。
とはいえガチガチのグルテンフリーは絶対に無理なので、負担にならない範囲で、ゆるくグルテンを抜いてみることにしたのだ。
ゆるいってどの程度?
ゆるグルテンフリーの“ゆる”がどの程度なのかを説明したい。あくまでも個人的判断にはなるが、私は下記のような形で小麦系食材を食べわけることにしている。
■摂らない食材
・パン系
パン、パンケーキ、ピザ、ドーナツなど
・麺系
パスタ、ラーメン、焼きそば、うどんなど
・小麦のお菓子
スポンジケーキ、パウンドケーキ、クッキー、ビスケット
■摂る食材
・調味料に入っている小麦
・フライの衣
・餃子や春巻きの皮
・カスタードではないシュークリームやクレープ
簡単にいうと、がっつり小麦を使ったものはNG、少量ならばOKという感じだろうか。
フライや餃子、春巻きなどは好物なので食べたいし、シュークリームやクレープくらいの薄さなら平気だろうなど、都合よく解釈している部分もある。
ゆるグルテンフリーは大変?

上段左から)小麦粉不使用のカレールー、グルテンフリーパスタ、米粉
下段)米粉で作ったパウンドケーキと米粉クッキー
グルテンフリーを始める前は食事の自由がなくなるんじゃないかと思っていたのだが、意外と平気だった。
市販のお菓子はほぼ食べられる。チョコやグミ、アイスはもちろんOKだし、スナック菓子類はじゃがいもやとうもろこしが原料になっていることが多いので、わりとなんでもいけてしまう。
また、今はおいしいグルテンフリーのパスタがたくさんあるし、パンケーキやパウンドケーキ、クッキーなんかは米粉で簡単に作れる。お菓子以外でも、小麦粉を米粉に替えることで解決する場合が多々あるので、食べるものに困るとか、〇〇が食べられなくてつらいということは案外少ない気がしている。
ただ、パンに関しては、米粉パンと一般的な小麦で作ったパンは食感がかなり違うので、パン大好き! トースト大好き! な人はちょっと大変かも。
あと、外食は少し不便かもしれない。ぱっとラーメン屋に入る、さくっとハンバーガーで済ます、みたいなことができなくなったので、軽くランチしたいときやちょっと小腹が空いたときなどは、「なに食べたらいいんだ…」となることがある。
ゆるグルテンフリーで身体や心はどう変化した?
冒頭でも書いたが、私がグルテンフリーを始めた目的は、お腹の調子を整えるためだ。これに関しては、驚くほどよくなった。
なんと、週5でくだしていたのが、月2レベルに減ったのだ!
※あくまでも個人的に感じた結果です
身体の変化を感じたのは、ゆるグルテンフリーをはじめて1か月ほど経ったころだろうか。最初は、あれ? 最近お腹くだす回数が減ったなぁ~くらいの感覚だったが、その後しっかり記録をつけるようにしたら、明らかにお腹の調子悪い日が減っていた。
また、ゆるグルテンフリー初期の頃は、たまにはいいかと、小麦のパスタやパンを食べることがあったのだが、食後2時間くらいしてから、お腹が張って苦しくてたまらない症状に見舞われるようになったのも、身体の変化だったと思う。
とくにアレルギーではなくても、グルテンを避けて生活していくと、徐々に身体が受けつけなくなっていくのかもしれない。
世間一般では、グルテンフリーをすると
・肌がきれいになる
・痩せる
・よく眠れるようになる
・イライラしなくなる
という話もあるが、残念ながら私自身はあまり感じなかった。とはいえ、目的だったお腹の調子が整ったので、個人的には大変満足している。
あと、お腹が重いとか張るといったことをほぼ感じなくなって、食後の身体がとても軽くなったことも、ゆるグルテンフリーの大きなメリットだ。
身体も心も格段に軽くなった
私自身はゆるグルテンフリーをとり入れて、とてもよかったと感じている。お腹の調子に振り回されることも少なくなったし、外出や遠出もヒヤヒヤせず楽しめるようになって、身体だけじゃなく心もだいぶ軽くなった。毎日が、前よりちょっと楽しくなった。