今年は今年の年末年始【今週の選択肢 #6】

「心が動く瞬間」という、わかるようなわからないことを切り取って言語化したい。

そんなことから心が動いた瞬間、とくに「選ぶ」ということに着目した連載をしております。

編集長自らの一週間のなかから“選んだ”ことをまとめた「今週の選択肢」。
第6回をお届けします!

忘年会前に和パフェをキメる(12月30日14時05分)

ご近所友だちのデザイナーさんと近況報告で忘年カフェ。
たまぁに利用する駅ビルの中のnana’s green teaで待ち合わせ。女子っぽいセレクト!このあと忘年会の予定があるわたしには駅直結でちょうどいい立地。

カウンターで注文してから席につくスタイルなので、ひと足先に到着したわたしは席を確保するために先に注文を済ませることに。

この日選んだのは「黒胡麻わらび餅パフェ」と玄米茶のセット

ややピン甘に撮れたパフェ…。

レギュラーメニューでお気に入りは「ほうじ茶チョコレートパフェ」なんだけど、ちょっとした冒険気分のセレクト。メニューにはケーキとか他の甘味もあるんだし、もちろんパフェなんてがっつりスイーツにいかなくたっていいんだけど、年末だし、もう仕事も納めたし(納まってない)、自分を甘やかしたい気分が勝つ。

なぁんてことを思いながら、この記事のための写真を撮っていると待ち人到着(右上)。

ホットのお茶メニューはお願いするとお湯を足してくれるので、ゆっくりできちゃう。近況報告がありすぎたよね。今度はまたお酒を飲みに行きたいね。

おせちに飽きたら何食べる?(1月2日16時21分)

新年、あけましておめでとうございます!
…とも言い難い元日の大きな災害の報せになんだか落ち着かない。

ちらし寿司と煮物は母のお手製。おせちは去年のほうがよかったなぁ…ちょっと失敗。

日程を合わせて帰省した弟と、夕食どうする?少し買い出しもしたほうがいいかねぇ。おせちも飽きたしねぇ…なんて話していると、「エスニックとか食いたいわ」と言い出す弟。

たしかに、和食続きで味のパンチがほしいのはわかる。

とはいえ、両親と姪っ子も食べられるエスニック!?うーん…たとえば、タコスとか?
「あ!たこ焼きは?」とタコスからたこ焼きを連想する最強ADHDな姉(笑)。

我が家の愛犬・ドレと遊び疲れた姪っ子が寄ってきたので、「タコスとたこ焼きどっちがいい?」と聞くと「たこ焼き!たこ焼きがいーい!!」とテンション高めの元気なお返事。

シーズーとチワワのMIXです!チワワの血、どこいったのかな?

実家にたこ焼きプレートなんてあったっけな?と思ったけど、ホットプレートにしっかり付属されていた。じゃ、買い出しに行きますか。弟とふたりでスーパーまでドライブ。

戻るとすぐさま弟が手際よく仕度をしてくれて、姪っ子もお粉混ぜ混ぜをお手伝い。
何もせずに座りっぱなしで最高だった!

くるくるまわすのが楽しくてしょうがない5歳の姪っ子

父親はたこパがはじめてだったらしく、姪っ子以上にはしゃいでた。

わたしたちが子どもの頃は電気のたこ焼きプレートじゃなくて、キッチンのガスコンロにたこ焼き型の鉄板を載せてつくっていたのよね。ママが立ちっぱなしでよく焼いてくれてたのに、あなたが家にいなかったんですよ?と思うなど(言わなかったけど)。

おせちに飽きたら○○ってよく言うけど、たこ焼きもアリだった。

あんなに料理が好きだった母は今やそれが億劫になってしまった。悲しいと言ってはいけないのかもしれないけど、どうしても胸がキュッとなる。でも、わたしと弟でやればいいのかなと少し思えた。この日の朝のお雑煮はわたしがつくったけど、母のお雑煮にはまだ敵わなかった。

犬連れ新年会(1月3日15時57分)

最寄り駅までドレの散歩をしながら帰るね、と伝えると散歩が趣味のような両親もついてくると言う。(ひとりでちゃっちゃと歩きたいんだけどな…)と思わなくもなかったけど、知った道を時間をかけてみんなで歩いた。

この日は幼なじみと新年会。
ドレがいるから行けるお店は限られるけど、Googleマップで「犬 居酒屋」とか「犬 レストラン」で検索すると案外お店は引っかかる。

この日もそんな感じで検索すると、思わぬことに有名チェーンの居酒屋さんの個室がわんこOKという口コミを発見。確認・予約のために電話してみると、キャリーバッグなどを利用しつつ、個室から出さなければOKとのこと。ありがとうございます!16時に行きます!!

我が家のドレくん…機嫌が悪いとワンワン吠えだす可能性があるので、お店に行く前にめちゃくちゃ歩かせておいた。幼なじみも合流して、さらにお散歩。

最初はちょっと不満げだったけど…
気づけば慣れてこんな具合(笑)。眠いけど、会話に参加したい犬

バッグの中で上手に休んで、吠えもせず、アルバイトのお姉さんにかわいいかわいい言われまくって、なんだかんだご満悦のドレ氏。長距離散歩が功を奏したなー

ドレが静かにしてくれたのもあって、親友ともがっつり話せた。小学校からの同級生で今でもこうしてなんでも話せる相手がいることがわたしをどれだけ救ってくれただろうと思う。存在が尊い。

背中に背負ったドレは重くても、気持ちは軽い帰り道だった(7.5キロだからね、本当に重い)。

今年もよろしくお願いします!

伏見 香代子

「Sense of…」編集長/聞き手クリエイション責任者/1979年、東京都生まれ。文学少女からコギャルを経て、広義の編集者に。WEBコンテンツ&クリエイティブ、マーケティングに関わることそろそろ四半世紀。好きな映画は「カラー・オブ・ハート」って答えることにしている。感性至上主義。