一年中、秋だったらいいのに。〜惹かれる理由と、季節の変わり目にやりたいこと

夏が終わる前から、秋が待ち遠しい。

毎日暑さにやられながら、秋コスメや秋ファッションの話題がSNSに流れてくるたびに「早く涼しくならないかなあ」と、ひとつ先の季節が恋しくなる。

いっそもう、一年中が秋だったらいいのに。

オータムシーズン大好きなわたしが、その理由と魅力を深掘りしてみる。

なぜ惹かれる?わたしと秋の距離感

わたしのライターネームには「夏」という文字が入っているくせに、概念ではない“現実世界の夏”はそこまで得意じゃないのが本音だ。暑すぎて気力も体力ももっていかれるし、服選びをするときも、ファッションを楽しむより「いかに過ごしやすいか」の機能面に目が行きがち。

おしゃれが大好きで、毎シーズン新しいアイテムを買い足しては着回しきれないまま洋服が増えていくわたしにとって、ふらっと出かけやすく重ね着も楽しめる秋は素晴らしい季節だ。

「じゃあ春や初夏でもいいのでは?」…実際以前に春が待ち遠しいというコラムも書いたのだけれど、実はひどい花粉症なので「すべてが快適」かというとそうではないのが少しだけ惜しいところ(小声)。

寒がりで、暑さには弱くて、体力のないインドア派

どの季節にもいいところはあるにせよ、わたしにとって特に重要なのは「過ごしやすい」「好きなファッションで軽やかに出かけられる」「行動するまでのハードルが下がる」というポイントだ。

その点、秋は申し分ない季節なのである。

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寒がりすぎるわたしが、待ち望んだ春から初夏に思うこと
(執筆:織詠 夏葉)

秋になったら何をする?季節の変わり目にやりたいこと

春の記事でも思いつくままにリストアップしてみたら、自分でも言語化しきれていなかった願望がぽろっと出てきて面白かった。今回も同じ要領で、「秋になったらやりたいこと」を挙げていこう。

  • お気に入りのジャケットを着て出かける
  • レイヤードを取り入れたおしゃれをする
  • 新しい洋服とバッグでアフタヌーンティーに行く
  • 秋の味覚を楽しみ尽くす
  • まだ行ったことのないパン屋さんを探してテイクアウトする
  • カフェのテラス席や公園でコーヒーやランチを楽しむ
  • 紅葉や湖などの自然を見に行ってぼーっと過ごす
  • 遠出して知らない場所に行く
  • 電車でスマホをいじらないで車窓からの景色を楽しむ
  • テーマパークでハロウィンイベントを体感する
  • ディズニーハロウィンの楽曲を聴く
  • 収集したグッズをそろそろ片付ける
  • 寝具の模様替えをする
  • フェイスタオルやバスタオルを新調する
  • ボロボロのお財布を変える
  • 使っていない古いコスメを捨てる

秋は芋系のスイーツやごはんが豊富なのがうれしい。栗は苦手なのが悔やまれるけれど、それでも食べたいものには事欠かない。

大好きなディズニーではハロウィンのメニューが豊富だし、サブスクで配信されている歴代ハロウィンパレードのテーマ曲をBGMにすれば、テンションが上がって作業スピードが乗ってくる。腰が重い片付けも勢いで始められそう。

カフェやコーヒースタンドでテラス席を選んだり、テイクアウトして散歩したりするのも楽しい。アイスコーヒーなのかホットコーヒーなのか、気温や体調に合わせて迷いながら、そのときの気分にしっくりくる方を選べたときはなんだか自己肯定感が上がる気がする。

インドア派でダラダラするのが至高のわたしでも、ちょっといつもと違うことをしようかなと思えたり、外でやりたいことが増えたりするのが秋なのかもしれない。

一年中秋の国ってある?移住できるのかAIに聞いてみた

秋が恋しすぎる人なら、一度は考えたことがあるテーマかもしれない。ChatGPTに聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

わたし:
一年中秋の国ってある?

GPT 5:
いい質問ですね。

四季の移ろいは地球の公転と自転の傾きによって生まれるので、「ずっと秋が続く国」というのは厳密には存在しません。けれども 気候的に一年を通して“秋のような”気温や空気感が続く地域 なら、いくつかあります。

「一年中秋っぽい」地域の例

高原都市(標高が高い地域)
例:コロンビアの首都ボゴタ(標高2,600m)
→ 年間を通して平均15℃前後で、暑すぎず寒すぎない。「常春の都」と呼ばれることもあるけれど、日本人からすると“秋口の涼しさ”に近い。

アフリカ東部の高地
例:ケニアのナイロビ(標高約1,700m)
→ 乾季と雨季はあるが、気温は通年20℃前後で、朝晩は秋のようなひんやり感。

カリフォルニア沿岸部
例:サンフランシスコ
→ 夏でも涼しい霧が出やすく、最高気温が20℃前後。厚手のジャケットが必要になることもあり、「夏なのに秋のよう」と形容されることが多い。

ポイント
緯度が低くても「標高が高い」場所は、一年中涼しく秋っぽい気候。

逆に四季がはっきりしている日本や欧州では「秋」が短く感じられるので、余計に“永遠の秋”に憧れるのかもしれません。

「秋の国」というイメージを文学的に使いたいのか、それとも旅行や移住の視点で知りたいのか、どちらに近いですか?

軽く調べてみたが、大幅に嘘をついているところはなさそうだった(気温については平均のようで、上下幅までは書かれていないのが気になるといえばそう)。

ここから「移住の視点。標高が高いと弊害はないの?」と聞いてみると、さらに深掘りした情報も教えてくれた。

高地は日差しが強く、日常的なUV対策も視野に入る。特に2,000mを超える都市では高山病のリスクに注意が必要で、移住するには食品の物価や生活インフラ、また医療面の充実度合いも考慮したほうがよさそうだ(そもそも仕事やビザの取得はどうしよう?笑)。

もちろん情報が正しいかどうかつど確認するのが前提だが、漠然とした想像や願望が現実的なイメージに繋がるのは面白い。いろいろ質問してみると、さらに知見が広がりそうだ。

移住は無理でも、理想の環境で過ごす方法

撮影:織詠 夏葉

現実的に移住はまだ人生の選択肢にないけれど、少しでも「秋っぽさ」を長く感じられるよう、身の回りでできることからやってみよう。

たとえばこんな感じに。

  • 快適に過ごせるように素直にエアコンに頼る
  • 家のファブリック類やファッションを秋っぽいカラーや柄にする
  • ネイルで秋のムードを取り入れる
  • イエベ秋っぽいメイクを楽しむ
  • 秋の味覚を通年楽しめるお店(メニュー)を探す など

ほかにも方法があれば探してみたい。どうか今年は、秋があっという間に終わってしまいませんように

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(執筆:南かいりさん)

わたしも「夏という概念」自体は好きなので、改めて夏のよさにも目を向けてみたいと思う。せっかく四季がある国だもの!

織詠 夏葉

おりえ なつは。暮らしのメディア、おでかけメディアにてライターを務める。約3年間エディターやコンテンツディレクターとして稼働し、個人でも執筆活動を開始。映画や音楽、ファッション、雑貨、香水、推し活などに広く浅く興味津々。