バッグ沼に一石。韓国発「DBERNO」が日本にやってきた

バッグの数だけ性格がある―。
わたしはそう思っている。

仕事用に大きなトート、旅行用にパスポートケース、ランチ用に保冷バッグ。気づけば部屋の隅にはバッグの山。塔のように積み上がるそれを見て「このまま遺跡になるんじゃないか」と本気で心配している。

なのに、また欲しくなる。
かわいいやつ、便利なやつ。バッグは恋人と違って、浮気しても許されるのだ。
そんな人間の業を見抜いたように登場したのが、韓国発のバッグブランド 「DBERNO(ディベルノ) 」である。

韓国発ブランド「DBERNO」とは

DBERNOが生まれたのは2023年、ソウル。
Daily(毎日に)・Beauty(美しく)・Allumer(特別な輝きを)」をコンセプトに掲げ、ありそうでなかった“機能美バッグ”を世に出した。

韓国は世界的にもファッションの発信地で、SNSを通じて新しいブランドが一気に火がつく国。DBERNOもその例に漏れず、インフルエンサーたちが持ち歩いたことで注目され、瞬く間に広がった。

韓国ブランドが人気を集める理由は、やっぱり「リアルな生活に寄り添っている」ことだと思う。
かわいいけど高すぎない、便利なのにダサくない。その絶妙なラインを突いてくる。

DBERNOもまさにそうで、韓国女子が「欲しい」と思うツボを押さえまくっている。だからきっと、日本の女性にも響くはずだ。

DBERNOの「Passport Bag」でゴソゴソ劇場に幕を

出典:株式会社ビヨンクール

旅の搭乗口で必ず繰り広げられる「パスポートどこ?」のゴソゴソ劇場。
私も主演女優のひとりだ。
財布はバッグ、リップはポーチ、パスポートはケース…。
結果、カオス。後ろの列の冷たい視線が背中に突き刺さる。

DBERNOの「Passport Bag」を見たとき、舞台はやっと千秋楽を迎えたと思った。
スマホも財布もパスポートもこれひとつ。2WAYで街歩きにも使えるし、ラージにはセキュリティ機能まで搭載。
観客のみなさま、長年のご迷惑、お詫びします。

出典:株式会社ビヨンクール

このバッグがすごいのは「旅専用」じゃなく「街でも映える」ところ。従来のパスポートケースは旅行後にタンスの奥で眠るのがオチ。でもDBERNOは、旅行から帰っても普段使いできる。つまり「旅の記憶を日常に持ち帰るバッグ」なのだ。

(Small) Passport Bag
素材:合成皮革
高さ:110mm / 幅:140mm / 厚み:45mm
持ち手の長さ:33.5~55.5(cm)
生産国:韓国
価格:16,500円(税込)
※チェーンストラップ付は+2,200円(税込)

(Large) Passport Bag
素材:合成皮革
高さ:140mm / 幅:200mm / 厚み:60mm
持ち手の長さ:31~51(cm)
生産国:韓国
価格:19,800円(税込)
※チェーンストラップ付は+2,200円(税込)

保冷バッグの黒歴史を封印する「Artificial Cooler Bag」

出典:株式会社ビヨンクール

正直、保冷バッグにはいい思い出がない。スーパーのレジ袋みたいなのにお弁当を入れて、公園で広げたら「ただの買い出し帰り」にしか見えなかったあの日。写真を見返しても、どう見てもピクニック失敗組だった。

でもDBERNOの「Artificial Cooler Bag」は違う。上品なトート顔なのに、中はしっかり保冷。朝作ったサラダやおにぎりを詰めて、自宅デスク横に置いてもサマになるし、午後からの打ち合わせ前にベンチでランチしてもおしゃれに見える。

出典:株式会社ビヨンクール

「保冷バッグ=生活感の塊」という常識をひっくり返してきたあたり、さすが韓国ブランド。フリーランスの地味ランチすら、ちょっと映えるイベントに変えてくれる。

Artificial Cooler Bag
素材:合成皮革
高さ:275mm / 幅:390mm / 厚み:125mm
重さ:680g
生産国:中国
価格:22,000円(税込)

Artificial Nylon Cooler Bag
素材:ナイロン
高さ:275mm / 幅:390mm / 厚み:125mm
重さ:520g
生産国:中国
価格:22,000円(税込)

韓国ブランドが強い理由とDBERNOの可能性

出典:株式会社ビヨンクール

ここ数年、日本でも韓国ブランドの人気が止まらない。コスメやファッションだけでなく、生活雑貨まで幅広く受け入れられている。
理由は明快で、韓国ブランドは「等身大の使いやすさ」と「今っぽさ」の両立が上手いのだ。

「高機能」なのに「かわいい」、しかも「手が届く価格帯」。
DBERNOはまさにこの方程式に当てはまる。インフルエンサーを起点に話題になったのも納得で、日本でも同じようにSNSから火がつく未来が想像できる。

DBERNOは“かわいい”と“便利”を欲張らせてくれる

出典:株式会社ビヨンクール

結局、私たちは「かわいい」と「便利」の二兎を追いたい。
どっちかを諦めるなんて、そんな真面目な選択はもう古い。
DBERNOはその欲張りを、「いいじゃん、それで」と笑って受け止めてくれる。

現在、CAViAR PRODUCTS と ZOZOTOWN で発売中。
バッグの山がまた一段、高くなるのは間違いない。でもそれでいい。だって、バッグには性格があるのだから。

発売情報

  • 発売日:2025年8月29日(金)
  • 発売場所:CAViAR PRODUCTS(公式サイト)、ZOZOTOWN

ブランド情報

お問い合わせ

株式会社ビヨンクール
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-13-22-207
TEL:03-6804-5201

おだりょうこ

猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。雑誌編集、テレビ局勤務を経てフリーランスに。料理は作るの食べるのも得意だったりする。