渋谷から歩いて帰る快感。立地に全振り【20代の引っ越し #2】

僕について

  • 27歳(当時)男性
  • 文房具屋店員+自営業
  • 野方のシェアハウス暮らし

はじめて実家を出て住んだ野方のシェアハウスからも引っ越しを考えはじめた。条件は「渋谷から歩いて帰れる場所」。僕が求めていたものは帰り道にあった。

野方を出る

2020年8月、それまで住んでいた野方から駒場東大前に引っ越した。お金に余裕ができたので引っ越しを考えはじめたわけだが、場所の候補は迷うことなく、渋谷の近く

僕は渋谷という街が大好きなのだ。実家にいたときからずっと渋谷に憧れがある。だから、引っ越し先を探したときも「渋谷から歩いて帰れる場所」が絶対条件だった。次に駅近であること。とにかく立地に全振りした物件探しだった。

内見もせず、決定

探しはじめてまもなく駒場東大前の物件が見つかった。駅から徒歩2分、渋谷から歩いても15分程度。はい、ここにします。

不動産屋の担当者も「この物件は当たりですよ。Googleマップを見ただけでも日当たり良いのがわかります」と言っていた。というわけで内見もせず申し込んだ。日当たり悪くても申し込んだけど。

人気物件はスピード勝負。緊急連絡先の確認として母に電話する必要があったが、すぐにつながってくれた。「あんた家賃払えんの?」と母。実家を出るときや保険に加入するときも同じように聞いてきた。僕は今回も「たぶん大丈夫」と答える。

そして審査やもろもろの手続きもクリアし、晴れて「渋谷から歩いて帰れる場所」に住めることになった。

街へ繰り出す

荷ほどきもそこそこに、早速深夜まで飲み、渋谷の街を歩いた。

109のY字路の右側を走るのが文化村通り。その先にあるのが東急百貨店(の跡地)。
東急百貨店の交差点を左に曲がり松濤と円山町の境を歩く。坂を登り切ると旧山手通りにぶつかる。駒場への帰り道だ。ここまでで5分ちょっと。この5分ちょっとの道が最高なのだ。

夜の12時を回ったあたり、人々が終電に乗り遅れないよう早足で駅へ向かうなか、つまり東急百貨店側から109側に向かう人波を、僕は逆走して歩く。この瞬間がたまらない。この瞬間のために家賃を払っているんじゃないかと思うくらいには最高。

駒場は…というと、うってかわって静かで治安が良い。アパートは木造35年の狭い部屋だが、バストイレ別だし、キッチンは広い。立地に全振りしたものの、十分すぎるほどに住みやすい。

これからも憧れながら

駒場に住みはじめて、あっという間に3年が経った。今年は2回目の契約更新が控えている。僕はこれからも眠らない街に憧れながら、もうしばらくここで静かに暮らそうと思う。

「そんなに渋谷が好きなら渋谷に住めよ」と何度もツッコミたくなったかもしれないが、さすがに家賃が高すぎる。でも、いつか必ず渋谷に住むのでいまは見逃してほしい。なんなら僕が渋谷に住めるように稼がせてください。お仕事待ってます。

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荒井 貴彦

ビジネス分野を中心にライフスタイル系、医療系などの記事を執筆。主な執筆先は「日経クロストレンド」「LIMIA」「Let’s Enjoy東京」。ビジネス分野では記事の執筆だけでなく資金調達サポートも行う。