信じられないほど幸せな日も、もう立ち直れないと思うほど辛い日も、人生にそう多くあるわけじゃない。
私の人生に一番多いのは、とくに可もなく不可もない平凡な日だ。寝る前に今日一日を振り返っときに、あれ? 何してたっけ? と思うような日だ。
そういえば今朝はちょっと家を出る時間が遅くなっちゃったけど、たまたま信号が全部青で乗りたい電車に間に合ったんだった! とか、スーパーで買ったりんごがパサパサで全然おいしくなかったなぁ…とか、そんなちょっとした幸運やちょっとしたマイナスがある日。
私の毎日は、そういうなんてことない平凡な日の連続なのだ。
平凡な日は、物足りない日
なんてことない平凡な日のことを、私は長年、どことなく物足りない、もったいないと感じてきた。
この物足りなさやもったいなさを、何かで埋められないだろうか?
もしそれができたら、今日も平凡な日だったなぁ、という感想が、今日もいい日だったなぁに変えられて、毎日がもっと満たされるんじゃないかと考えたのだ。
とはいえ、平凡な日をいい日に変えるために、無理に活動的になったり、無理に社交的になったりするのは、自分の性格的に難しい。あくまでも日々の暮らし方は変えず、無理をしない範囲で、物足りなさを埋めたい。
そうして行き着いた物足りなさの埋め方が、お気に入りのバスオイルやバスソルトを揃えて、その日の気分で使い分けることだった。
バスオイルが、平凡な日をいい日に変える理由とは?
なぜバスオイルやバスソルトが、平凡な日をいい日に変えてくれるのか。私なりの理由があるので説明したい。
◼️ラクに気分を変えられるから
好きな香りを嗅ぐと、心が落ち着いたり、リラックスしたり、ポジティブになったりする。バスオイルやバスソルトは、お風呂に入れるだけでその環境を作り出せる手軽さが魅力だ。
香りを嗅ぐという意味では香水でもいいのだが、香りの柔らかさとか広がりとか移りにくさ(香水だと着ている服とかに香りが移ってしまう)などを考えると、バスオイルやバスソルトの方が扱いやすいと個人的には思っている。
◼️一日の終わりにやることだから
心地いい状態で眠りにつけると、その日全体が「いい日だったなぁ」となりやすいと思っている。そのためにも、一日の最後にやること(私の場合はお風呂に入ること)で心身を心地よくしておきたいのだ。
◼️さまざまな種類を揃えやすいから
バスオイルやバスソルトなどは一包から購入できるものも多い。それほどお金をかけずにいろいろな種類を揃えておきやすいから、「今日はちょっと疲れたから安眠できる◯◯の香りにしよう」とか、「今日は寒かったから身体が温まる◯◯の香りにしよう」という使い分けも気軽にできる。
この、自分の気持ちや体調にあわせて選ぶ楽しみが心を満たしてくれるし、一日をいい日に変える秘訣になっているのかなと思っている。
私の推しバスオイル&バスソルト
せっかくなので、私が気に入っているバスオイル&バスソルトも紹介したい。
アロマセラピーアソシエイツ ミニチュアバスオイルコレクションN

アロマセラピーアソシエイツのバスオイルを全種類試せるセット。すべてがずば抜けていい香りだし、ほかに類を見ない香りなのだ。使われているアロマ自体はオーソドックスだが、どのオイルも唯一無二な香りで、「あーこれ、(別ブランドの)◯◯の香りにちょっと似てるかも」みたいなことがひとつもない。アロマセラピーアソシエイツのオイルじゃないと体験できない至福の香りなのだ。
ナリン バスエッセンス ジュニパー

ジュニパーをメインに、サイプレスやユーカリなどをブレンドしたオイルで、爽やかでシンとしたウッディ系の香りが特徴。ウッディ系特有の青くささや渋さがほとんどなく、スッキリとした香りを楽しめる。
ジュニパーは紀元前1500年のパピルス文書に登場するほど人類との結びつきが深く、『浄化する果実』の言われるウッディーで爽やかな香りは、ネガティブな感情を押し流し、ポジティブな気持ちで満たしてくれることでしょう。
ナリン公式サイトより
とあるように、心身ともに浄化されるような心地よさがある。
マークスアンドウェブ ハーバルバスソルト

マークスアンドウェブのバスソルトは、香りの種類が豊富で、一包から購入できるところも便利。いろんな種類を一包ずつ楽しむのもいいし、試して気に入った香りをボトルで買ってもいい。日常づかいしやすい価格帯も◎。私のおすすめは、珍しいアオモジとユーカリ。どちらも爽やかですっきり。でもスースーしないから冬でも使いやすい。
平凡な日って、じつは幸せな日
なんてことない平凡な日の最後に、好きなバスオイルを入れてお風呂に浸かっていると、あれ? でも平凡な日ってある意味ではとても幸せなんじゃないだろうか。だって、辛いことや悲しいこと、怒りを感じるようなことがなかったってことだもんね。なんて考えがよぎったりする。
バスオイルやバスソルトが、平凡な日のありがたみを気づかせてくれたのだ。



