『成城石井』のお弁当やお惣菜、サラダ、ドリンクの棚を眺めていると、「一般的なスーパーでは見かけない商品が多いな」と思う。
まったく味の想像がつかないというわけではなく、おしゃれなレストランにありそうな感じ。家で作るには少々手が込んだメニューがずらりと並んでいるから、選ぶときのワクワク感が膨らむ。
わたしがなぜ“成城石井のグルメ”にときめくのか、その理由を掘り下げてみたい。

わたしのこと
- 年齢・性別:30代/女性
- 職業:ライター/編集者
- ライフスタイル:誰かと同居/インドア派/リモートワーク
- 「定番じゃない」ドリンクやフードを試すのが好き
成城石井で手に入るものは、“体験”に近い説。

わたしはいわゆる“定番の味”よりも、ちょっと変わった料理やユニークなフレーバーに惹かれるタイプだ。成城石井では“なにか新しいものに出会えるかもしれない”という期待が生まれて、お店を見つけるとつい足を向けたくなる。
正直に言って所得的には、頻繁に買えば家計に響くラインのスーパー。
それでも立ち寄りたくなるのは、「食を通じて新しい体験を買っている」感覚があるからだと思う。
たとえば、お店に入るとまず目に飛び込んでくるお惣菜やお弁当のコーナー。エスニックやアジアン料理も多く置かれていて、ラインナップが攻めている。
それぞれのメニューに“ひと手間”があって、単に食材を詰めたわけではない感じがたまらない。
お弁当・お惣菜(デリ)系

こちらは台湾グルメフェアで見つけた「鶏肉飯(ジーローハン)」。
専門店で食べるような本格風の味付けが再現されているのが面白い。

「自家製塩麹タレの三元豚バラ肉の葱塩丼」は、体にうれしい味付け。満足感があって、ちょっといいものを食べた気分になれる。


撮影:織詠 夏葉
ヘビロテしている「淡路島産玉葱とセロリのジンジャーマリネ」。さっぱりとした風味で、シャキシャキとした食感もクセになる。
1人で食べきるにはちょっと多いので、何回かに分けてもいい。器に移し替えるだけで、簡単に食卓に映えるのがポイント。

もちろん、お惣菜もたくさん買えばまあまあの出費になる。罪悪感をほんの少し軽くするために、10%オフのシールが貼られたものを中心に試すという、自分なりのルールを決めている。
眺めるだけでワクワクするコーナー
クラフト系のドリンクや珍しいジュース、お酒、それからコーヒー豆・粉などの棚をチェックするのも好きだ。
ラベルのデザインがおしゃれだったり、海外産の炭酸ジュースがさりげなく並んでいたり。飲む瞬間を想像しながら、眺めている時点からもう楽しい。
ドリンク・コーヒー類

台湾茶のペットボトルも、成城石井オリジナル。手軽に買えるお店といえばコンビニの『ナチュラルローソン』くらいしか思いつかないので、置いてあるというだけでありがたい。お味ももちろんおいしい。
お酒やワインにも変わり種が豊富。わたしの周りではホームパーティー・BBQなどでも「各自で自分が飲むお酒を買ってくるように」となることが多いから、キャップ付きで持ち込めるお酒があるのは結構助かる。


撮影:織詠 夏葉
初めて成城石井のコーヒー豆を買ってみたら、おいしさに感動。深煎り好きのわたしは、今後「マンデリンブレンド」をリピすることに決めた。
成城石井オリジナルの保冷バッグ



撮影:織詠 夏葉
チルドのデリやお酒などを買うとき、保冷バッグが役立つ。大人も持ちやすいグレー×グリーンのデザインで、メッシュ素材の内ポケットには保冷剤を入れて使っている。マチありなのも優秀。
今回は紹介しきれなかったが、スイーツやケーキなどを買う時にも活躍する。
成城石井がくれるのは「QOLを上げるスイッチ」

海外気分を味わえるメニュー、専門店のような味付け、独自性の強い惣菜、まだ出会ったことのないフレーバーの飲み物。頻繁には買えない価格帯でも、つい成城石井に立ち寄ってしまう理由は、食体験を豊かに広げてくれるところにある。
変わり種の味を試すことは、わたしにとって気分転換のひとつだ。同じような毎日でも、食べたことのないメニューを取り入れるだけで、暮らしの空気を少し入れ替えられる。
「今日はちょっといいものを食べたい」
「普段食べないジャンルに挑戦したい」
そんな気分のとき、行くだけでテンションが上がるスーパー。
成城石井の存在は、わたしのQOL向上に確実に作用している。




