秋冬はタートルネックばかり着まわしている。防寒とおしゃれを同時に叶える着こなし術

夏にはタンクトップで過ごす日も多かったのに、気温が下がると自然と選びがちなのはタートルネックやハイネックばかり

「寒さに勝てないから」というシンプルな理由だけでなく、「機能性とおしゃれさ」どちらの観点からもしっくりくるアイテムだから。

なぜこんなにタートルネックばかり選んでしまうのか、自分でも改めて考えてみたら、そこには“今のわたし”らしい理由が見えてきた。

わたしのこと

  • 年齢・性別:30代/女性
  • 職業:ライター/編集者
  • ライフスタイル:誰かと同居/インドア派/リモートワーク
  • アパレル販売員経験者/ファッションもプチプラ派/フェミニンカジュアル好き

とにかく寒がりだから、防寒は秋冬の“必須条件”

秋冬のコーディネートは、正直、まず“寒さとの戦い”が第一。

わたしは特に冷えやすくて、油断するとすぐ首元から体温が逃げていくタイプ。タートルネックが手放せないのは、首を覆うだけで体全体のぬくもりが保たれるのを実感しているからだ。

とはいえただ暖かいだけではなく、着ぶくれしすぎて見えないかも重要。おしゃれさと温かさの両立は、その日一日の快適さや気分のよさに直結するから、失敗したくない。

シルエットに宿る“知的さ”。Giselleのようなムードが好き

撮影:織詠 夏葉

ファッション的にも、タートルネックの“すっきりした縦ライン”が好きだ。

首元まで布が続くシルエットは、どこか端正で、ちょっと知的。そのニュアンスが全身のバランスを整えてくれて、シンプルなコーデでも洗練されて見える(気がする)。

雑誌でいえば「Giselle」のような、気負いすぎないナチュラルさ×ほどよく都会的なムードが気分。タートルネックはちょうどよく寄り添ってくれて、秋冬に欠かせないアイテムだ。

ただし、チクチクする素材は完全に無理。肌が刺激に弱いので、素材感にはいつも慎重になる。柔らかくてストレスがないものだけが、最終的にクローゼットに残っている。

毎年買い足していた、ユニクロの「ヒートテックリブタートルネック」

撮影:織詠 夏葉

特にリピートしているのは、ユニクロの「極暖ヒートテックリブタートルネック」シリーズ。

タイトめのシルエットだけれど、締め付けられるのが苦手なので、あえてXLサイズを選んでいる。ゆとりがあっても意外とバランスが取れるし、重ね着したいわたしにはこのサイズ感がちょうどいい。

実際はこれ1枚の下にヒートテックを2枚重ねしている日もあるのだけれど、それでも着膨れせず、シルエットが崩れにくいのが本当にありがたい。

色違いで5枚ほど持っていて、細めのボーダー柄や赤、青は特にコーデのアクセントに重宝する。

今年の新色を見るのも秋の楽しみのひとつだったのだが…。2025年は店頭に見当たらず、オンラインを見ても在庫切れ。販売されなくなったようで残念だ。

代わりではないけれど、極暖ヒートテックカシミヤブレンドタートルネックT」が新たに登場している。まだ試していないので、次にお店に行ったらチェックしてみたい。

好きな着こなし:タートルネックの“実例スタイル集”

せっかくなので、普段よくやっている合わせ方をいくつか紹介する。シンプルだからこそ、重ね方やシルエットの組み合わせで印象が変わるのがタートルネックコーデの面白さだ。

撮影:織詠 夏葉

1. ジャケットを羽織る・肩掛けする

ジャケットを軽く羽織ったり、肩掛けにしたりするだけで、きちんと感×こなれ感が同時に生まれる。仕事の日だけでなく、“大人の余裕っぽさ”を出したいシーンでよくやる組み合わせ。

2. ペプラムキャミソールを重ねる

キャミソールをレイヤードすると、タートルネックの端正さに少しフェミニンな表情が加わる。特にペプラムは、気持ちのスイッチを“ほんのり甘め”に入れたいときにぴったり。

撮影:織詠 夏葉

3. もこもこのファーベストを重ねる

秋冬の季節感や“旬顔っぽさ”を出しつつ、温度調節もできる万能レイヤード。見た目より軽く、コートよりも気軽に脱ぎ着できるから、寒暖差のある日にはよく使う。

4. さらりと1枚で、ハイウエストのアイテムと合わせる

タートルネックを主役にして、ハイウエストのボトムスやスカート、小物と合わせるシンプルなコーデ。シルエットがすっきり見えて、どこか海外スナップのような雰囲気を纏えるのがいい。

「こればかり着てしまう」のは、いまの自分にちょうどいいから

撮影:織詠 夏葉

秋冬になるとタートルネックばかり着回すのは、“いまの自分の心地よさ”に合っているから。

防寒性も、シルエットの好みも、着こなしの自由度も、わたしにとってはすべてがちょうどいいアイテムだ。

ちなみに真冬になると、上からオーバーサイズのスウェットやニットを重ねることも多い。

着膨れなんて言っていられなくなるほど寒くなるまでは、タートルネックが主役のコーデを楽しんでいたい。

織詠 夏葉

おりえ なつは。暮らしのメディア、おでかけメディアにてライターを務める。約3年間エディターやコンテンツディレクターとして稼働し、個人でも執筆活動を開始。映画や音楽、ファッション、雑貨、香水、推し活などに広く浅く興味津々。