わたしがこの記事を書いているのは、12月も下旬に差し掛かろうという折のこと。さて来年はどうしようかな、とぼんやり考えてはいるが、具体的な計画はまだほぼ白紙状態だ。年明けが近づいてきて、さすがに若干焦りも出てきたので、この辺りできっちり考えてみようと思う。
2025年の振り返り
2025年は北九州に、京都に、合間で他の土地のまんが関連施設やイベントにも、とまんがを求めて西日本をあちこちフラフラしていた1年だった。
上半期は…
1月から5月まで、ほとんど北九州は小倉にいた。昼間は北九州市漫画ミュージアムでまんがを読み、夜はライター業とアルバイトに勤しんで生計を立てていた。漫画ミュージアムの居心地がいい上に、仕事も性に合っていて、長期滞在していたゲストハウスの雰囲気もよく、総合的に充実して楽しい毎日だったと思う。
熊本まで足を伸ばせば、少女雑誌を豊富にコレクションしている町立図書館もある。小倉から気軽に足を伸ばせる近さではないものの、関東から行くよりはずっと楽に行き来できたのもありがたかった。
昭和の少女まんがの普及活動も継続しており、東京や横浜で昭和の少女まんが関連のイベントを開催したり、小倉で少女まんが読書会を開催したりして、新しくまんが好きの方々と出会うことができたのも嬉しかった。
下半期は…
小倉を離れ、6月以降は主に京都に滞在していた。3年前に1度住んでいたときのツテで仕事先もすんなり決まり、安価で泊めていただける部屋も見つかり、人とのご縁に感謝しきりの日々だった。久しぶりに会った方々にも以前と変わりなく接していただき、3年の時間の隔たりなんて全く感じなかった。
京都生活についてはこちらの記事でも触れているので、よかったら併せて読んでほしい。
もちろん、まんが生活も満足のいくものだった。約30万点の蔵書がある京都国際マンガミュージアムの品揃えが充実しているのは言わずもがな。それに加え、前回京都にいたときは存在を知らなかった、大阪国際児童文学館にも多くの少女まんが雑誌が所蔵されていることを教えていただき、京都と大阪を行ったり来たりする日々だった。
また、読書会以外にまんがに関連した新作のZINEを作成して販売。まんがに関するシンポジウムやフォーラムに参加するなど、アクティブに活動できたと思う。
1年を通してのまとめ
北九州市漫画ミュージアムと京都国際マンガミュージアムに入り浸ることで、新旧問わず沢山まんがを読んで、まんがやその周辺文化への理解が深まった1年だった。
立て続けに読書会も開くなど、まんが関係の活動は充実していた一方で、疎かになってしまったのが家のこと。
実家にいる時間がほとんどなかったため、積読になっている本や、観たいと思って溜めている映画などが、全然消化できなかった。自室の片付けもあまり進まなかったし、ライティングの仕事にも思ったほど力を入れられなかったのは残念だ。
未来のことを考える
私事ではあるけれど、2026年は30代になって初めて迎える節目の年だ。この機に、来年のことに限らず、近い未来から遠い未来まで含めてざっくりこれからの生き方を考えてみたい。
ライフプランを考える
ライフプランというとお金の話になりがちだけれど、ここで考えたいのは「これからどうやって生きていきたいのか?」について。
わたしの将来的な目標は、昭和の少女まんががメインのブックカフェの開設だ。
自分の蔵書を並べて、気軽に手に取って読むことのできるお店。そして少女まんがに限らず本が好きな人の居場所になるような空間を目指したい。これは30代後半、できれば37、8歳辺りには実現したいと考えている。
そのためには、ある程度の期間ひとつ所に身を落ち着けて、開業資金を貯めたり、開業の準備に注力したい。物件探しや求職活動にはそれなりに時間がかかるだろうし、開業準備に入ったら、地方への長期滞在や、長めの海外旅行に気軽に行けなくなる。33歳頃までには、今のフラフラ生活に終止符を打つことになるだろう。
結婚や出産はもともとするつもりがなく、今のところ縁のない話なので置いておくとして…年齢の上がってきている両親のこともきちんと考えていかなければならない案件だ。
それからライターだけで身を立てるのは難しいにせよ、ブックカフェの経営を始めてからも、一生の仕事として継続していけるよう実績を積み上げていきたい。昔のまんがを読んでいることを活かした仕事はもちろんのこと、さまざまなジャンルのライティングに挑戦して自分の幅を広げていくことが今後の課題ではないだろうか。
節目の年の特別感
来年のことを考え始めてすぐの頃、わたしは“30代最初の年の特別感”に囚われていた。
「30代になったんだから、もっとちゃんとしなきゃ」
「フラフラしてばっかりじゃダメなのでは」
と思い込んでいたのだ。
けれど、この記事を書きながら思い直したのが、30代になったからといって何か変えなくてはいけないわけではないということ。
大切なのは、大きい目標を見失わないことなのではないか。たとえどんなペースでも、たまにその目標に何の関係もなさそうなことに寄り道をしても、いつも心の中に目指すものを思い描けていれば大丈夫なような気がする。
だから今のわたしには、“これからの1年間”ではなく“30代の10年間”という大きな括りで見つめて、そこから目の前の生活を考えることこそ必要なのでは。これがわたし現時点でのベストな生き方である。
とは言え「30代になったんだから」が自分にとって有用なこともある。わたしはズボラなので、掃除や自炊など生活の中で改善したいと思っていることがいくつかある。そういったものに直面して自分を叱咤激励したいとき、そんな場合は積極的にこの言葉を使って自身を奮い立たせていきたい。
2026年のことを考える

今年の振り返りと今後の見通しを立てたところで、さて来年は何をしよう。生活拠点をどこにするかといった根本的なことから、日常生活のこまごましたことまで、具体的にやりたいことをリストアップしてみた。
2026年にやりたいこと
- 大阪に住んで、大阪国際児童文学館で昔の少女まんが雑誌を読み耽る日々を送る
そろそろ落ち着きたい気持ちもあるけれど、まだ大阪や京都でしか読むことのできないまんががかなり残っているので、2026年はそれらを消化する一年にしたい。
あらかた読んで、自分の中で納得がいったら、関東に帰って来るつもり。
- ZINEの作成などのアウトプット&イベント参加も積極的に
これまでコミティアや文学フリマといった創作者のイベントにほとんど参加してこなかったので、2026年はそういった活動を活発化させたい。
- 実家にいる時間はなるべく部屋の片付けや積読の消化をする
2026年もあまり実家にいることはなさそうなので、大幅に積読を減らすのは難しいかもしれないけど、できる範囲でどんどん読んでいきたい。部屋もけっこう散らかっているので、整理整頓にも精を出したいところ。
- インド旅行に行く
インドはいつか行きたいと思っている憧れの地。
先日、インドや東南アジア旅行のエッセイまんがを読んだことをきっかけに、インドに行きたい熱がさらに高まっている。インド旅行のベストシーズンは11~2月とのことで、2月中に行きたいなあ。
国内でも、まんが関連施設で行きたいところが北から南までいろいろあるので、その内のいくつかは2026年の間に行かれたらと思っている。
その他にやりたいことはこんな感じ。
- ライティングの仕事の比率を増やす
- 読書会などのイベントは変わらず開催する
- 虫干しの続きと蔵書アプリの作成
2026年もわたしらしく
改めて将来のことを考える機会を設けたことで、2026年に自分が何をしたいのか、明確に把握することができた。また、節目節目で長期目標と短期目標の確認や見直しをすることの意義も、再確認できた。
「10年以内にブックカフェを開く」目標を常に頭の片隅に置きながら、2026年もわたしらしく、楽しい日々を過ごしたい。



