ご機嫌な顔はUVチークがつくる【美容日記 #4】

大人になると、誰も機嫌を取ってくれない。むしろご機嫌を伺われたら負けぐらいに思ってる。いつだって気分上々。これは、わたしの生きる上での戦略なのだ。

なぜなら、人は、ご機嫌さんのまわりに集まってくる。犬や猫もそう。「こいつと一緒にいると陽気になれる」「なんかいいことありそうだ」という自然発生的なご機嫌集団。つまり自分も、機嫌の悪い人出くわさなくて済む。

日焼け止めなの？チークなの？

しかし、自分ではご機嫌なつもりでも装いきれなくなってしまうのが、また大人のつらいところ。疲労や寝不足がすぐ顔に出るし、乾燥やエイジングでくすんだり…。「何かありました？」「大丈夫ですか？」と気を遣われるのは、たいがい“顔色が悪いとき”。

そんなときに活躍してくれるのが、カネボウ化粧品の『ALLIE（アリィー） クロノビューティ カラーオンUV チーク』。

2023年春に発売されるや、一時は購入が難しいぐらい品薄でしたよね。

SPF50＋・PA＋＋＋＋だからUV対策としては申し分なし。販売名は「部分用日やけ止めジェル」となっているけれど、ジェルといっても、テクスチャーは伸びの良い化粧下地といったところ。

で、こいつはなぜただの日焼け止めではなく「チークUV」を名乗っているのか、という話ですよね。

構造を紐解くと、顔料とUVカット成分がカプセルに包まれているから肌に密着しやすく、頬に留まって発色するらしい。その具合が、パウダーチークともクリームチークとも違って絶妙なのです。えっ、チーク塗ってます？ほんとに！？とわからないぐらい。

メイクで作り込んでいるように見せたくはないけれど頬は上気させておきたい…。ナチュラル街道をいく人々からあざとい系の人々まで、幅広くニーズを突いたからヒットしたのでしょう。

わたしが使っているのは、02番の「じんわりオレンジ」。

下地で整えて、チークUVで血色をオンして、あとはパウダーをふわっと纏わせておけば十分。「今日はがっつりメイクするほどでもないな」という日でも、それなりの顔に仕上がるから重宝しています。

大人肌って、全顔ファンデで塗り固めるより、これぐらいに留めておく方が自然な立体感が出てむしろ良いんじゃないかなー。ズボラじゃないんです、抜け感ね。そして、ご機嫌は自分で仕込んでおく！

同シリーズにはブルベ向けの「抜け感ピンク」や、ハイライトとして使える「追いツヤUV」（ネーミング勝ち）なんかもあるので、遊んでみてください。