大人だから、頑張れば叶えられそうな夢。
でもほんの少しハードルもあって、憧れる。
「あれをやってみたい」「こうだったらいいな」
そんな“理想の暮らしの一場面”をイメージしてみる回。
テーマは“家にドリンクバーがあったらいいのに”。
蛇口からジュース、チョコレートの噴水…。
魅惑の響きに似た、“ちょっとした野望”があるのです。
作業のおともに飲み物は欠かせない
ライターをやっているわたしは、デスクでのPC作業が多い。
自宅で原稿や編集業務をするときには、傍らに飲み物がないと落ち着かない。
朝起きたらたっぷりの水をコップに注ぎ、豆から淹れたコーヒーを準備するのが習慣。
その日の気分やドリンクの種類にあわせてグラスやマグカップも使い分ける。
ただ、困ったことに同じ飲み物だけを一日中飲み続けることができない。飽きてしまうのだ。
思い立ったときにコンビニやカフェまで散歩がてら行ければいいけれど、実際仕事の合間にすぐ行けるかというと難しいこともある。
会議が立て続いていたり、そもそも休憩時間が限られていたり、ためらう要因はさまざま。
それならなるべく普段からいろいろな種類のドリンクをストックしようと思い立った。
心がけている、というほど気合いの入った誓いではないけれど、地域限定のジュースや珍しいフレーバーのお茶を見かけると買い溜めている。
コンビニによってはスタンダードな飲み物以外にも種類豊富なところがあって、特に『ナチュラルローソン』や『デイリーヤマザキ』『ミニストップ』あたりは狙い目。
輸入食品店やちょっとお高めラインのスーパーはまさに変わった飲み物の宝庫で、『カルディ』や『成城石井』『KINOKUNIYA』などは大好物だ。『無印良品』の粉末ドリンクもかなりおすすめ。
そういえば書きながら思い出したけれど、昔コンビニで働いていたときもバックヤードでは水の代わりに紙パックのジュースを飲んでいたな…。
学生時代なんかは友だちと毎日のようにファミレスを渡り歩いて、延々とドリンクバーのお世話になっていた。
どうやらわたしの“味のする飲み物好き”は筋金入りらしい。
もはや家にドリンクバーがほしい!
“いろいろなフレーバーの飲み物大好き”なわたしは、ふと、こんな願望に気づく。
「家にドリンクバーがあったらいいのに…!」
日替わりで種類が選べて、炭酸系からお茶系、カフェラテ系、ビネガージュースまであらゆる欲求に対応できる夢のドリンクバー。
もし叶うならどんなラインアップがいいか、ちょっと妄想してみる。
- カルピス、オレンジジュースなど王道のソフトドリンク
- レモネード、レモンスカッシュ
- クラフトコーラ、本格的なジンジャーエール
- グァバジュース、パインジュース、シークヮーサージュースなどのトロピカルドリンク
- 各種フルーツのビネガー、それを割るトニックウォーター
- レモンやハーブ入りのミネラルウォーター
- 台湾茶、中国茶、日本茶、紅茶などのお茶コーナー
- カプチーノ、エスプレッソ、カフェラテなどのカフェコーナー
- チャイ、抹茶ラテ、さくらラテ、キャラメルマキアートなどの甘い系
- コンポタやコンソメスープなどのしょっぱい系
- ソフトクリーム(あったらうれしいの筆頭!)
イメージとしてはおしゃれなリゾートホテルの朝食ビュッフェ会場。
もし自宅でこんなに種類があったら最高すぎて家が大好きになりそう…!
叶えるためのささやかな取り組み
挙げたものをさすがに全部は用意できないけれど、少しでもQoLを上げるためになるべく買い置きしているものもある。
たとえば冷凍したイチゴをグラスの中で潰して炭酸水で割ってみたり(ガムシロップを少し足すのがポイント)、カプチーノ用に『スターバックス』の電動ミルクフォーマーを買って牛乳を泡立ててみたり。
台湾茶も大好きなので、ナチュローやカルディで『Mug&Pot』『久順銘茶』の各フレーバーをよく仕入れてくる(東方美人茶や四季春茶、プーアル茶がおすすめ)。
紅茶は味と香りで好き嫌いをしてしまうタイプだけれど、お気に入りのショップに出会えたのでたまに取り寄せては楽しんでいる。
フルーツの華やかな香りが広がる『ボラボラ』、和と洋が調和したおしゃれで上品な『キモノ』がリピート買いの筆頭だ。
おうちカフェの時間を充実させるなら、わたしにとって“頼めるメニュー”の選択肢が多いに越したことはない。
夢のドリンクバーを実現するべく、今日も立ち寄ったショップや物産展、通りがかった自販機を眺めては珍しい種類はあるか目を光らせるのだった。
あなたならどんな飲み物をセットする?
「今日は何を飲もうかな…」
気分や体調と向き合いながら、その日の“オーダー”を自分に伝える。
部屋でPCに向かってひたすら作業する、というルーティーンは変えられなくても、おともにする飲み物しだいで気分もムードにも新鮮さの風が吹く。
その日かける音楽や纏う香水を選ぶように、わたしはドリンク選びを楽しんでいるのだろう。
もし、あなただけのドリンクバーを作れるなら。
どんな飲み物を“自分のチームのスタメン”に起用する?
空想がてら思いを巡らせてみても楽しいかもしれない。