つい集めてしまうエコバッグの話【わたしのSWEETなもの】

かわいい。おしゃれ。ユニーク。色が好き。形やサイズ感が“なんかいい”。
惹き寄せられる理由はさまざまだけれど、ついつい目がいってしまう。

ひと目見たら“こんなときに使いたい”と思いついてしまうのだから仕方ない。
いや、使い道がなくたってデザインが刺さったのだからこれは必要経費だ。

そんな言い訳を並べるくらい好きな、“マイ・スイート・〇〇”を紹介していく。

今回は「そんなに何枚も使わないでしょ」とつっこまれながらも、エコバッグを集めずにはいられない大人の主張をお届けする。

わたしのこと

  • 年齢:30代
  • 性別:女
  • 職業:ライター、編集者
  • ライフスタイル:誰かと同居、インドア派、リモートワーク、プチプラ雑貨好き

“物欲ちゃん”がささやく瞬間

エコバッグが好きだ。
トートバッグも大好きだ。

最近ではインテリア雑貨のショップだけでなく、おしゃれなコーヒースタンド、ベーカリーショップなどでも、オリジナルのデザインをよく見かける。
特にレジ前で販売しているところではついつい目がいってしまう。

そこで買い物するつもりはなくても、立ち寄るとうっかり予定外の雑貨にひとめ惚れしたり、おいしそうなパンを衝動買いしたりすることもあって、そんなとき「どのみちレジ袋にお金を出すならエコバッグを買ってもよくない?」とわたしの中の“物欲ちゃん”がささやく。

たとえその日ちゃんと家からエコバッグを持ち歩いていても、だ。

特に家での使い道があるわけではなく、よく考えたら映画や買い物のおともに持ち歩くのが大半なのでそんなに数はいらないはずなのに、気に入ってしまったら手元に置かずにはいられない。

好きな街へ行くときに持って行こうとか、あの人に会いに行くときに使いたいとか、洋服だと着ない強めの色柄ならコーデに新鮮さが出そうとか…
その気になればいくらでも使うシーンを思いついてしまうのが特技。

それにコレクター気質なわたしにとって、そもそも“使うか使わないか”は二の次だ。

気がつくといろいろな柄を集めていて、お気に入りの柄を見ているだけでもうれしくなる。
その“うれしくなる”という感情こそ、日々の生活にプラスの感情を与えてくれるから。

惹かれるエコバッグと大好きなショップたち

わたしがつい興味をそそられるエコバッグについて、どんなところに魅力に感じると手にとってしまうのか深掘りしてみた。

  • かわいい、おしゃれ、柄やロゴが好き
  • ユニーク、個性を感じる、持っているとキャラ付けできそう
  • 色使いが好み
  • 形やサイズ感が好み
  • 値段が手ごろ
  • そもそも好きなブランドやショップのエコバッグである

意外にも使い勝手とか折りたたみやすさとかは優先度が低くて、それよりも圧倒的にデザイン(見た目)重視で心惹かれていた。

好きなショップのアイテムも“気になる度”が高めだ。

たとえばカルディの季節ごとに出るエコバッグなんかは、集めている人も多いのでは?

ほかにも『AWESOME STORE』『Francfranc』『IKEA(イケア)』、ダイソーの新形態『Standard Products』などなど、好きなプチプラショップは店舗に行くと新作が出ていないか必ずチェックしてしまう。

直近では『3COINS』で55円(税込)のエコバッグを見かけて、2種類とも即買いした。

スリコのエコバッグ

この価格でツボをおさえたデザイン…さすが、スリコである。

雑貨屋さん以外では、コーヒースタンドやパン屋さん、食品店にもかわいいものが多い。

思いつくだけでも『POUL』や『The Standard Bakers Farm』『THE CITY BAKERY』『猿田彦珈琲』『DEAN & DELUCA』などにグッとくる。

意外と買いやすい値段設定と、そのショップの世界観を手軽に身に纏える気がしてうれしいのも理由のひとつだと思う。
スタッフTシャツとかパーカーとかに憧れる、あの感じだ。

エコバッグがたくさんあると選択肢が増えて楽しい

家にたくさんエコバッグがあると、おでかけするときにどれを持っていくか選択肢が増える。

洋服に合わせて選んでもいいし、その日の目的が買い物ならサイズで選んでもいい。
いろいろお店を回るときは複数枚持っていくこともある。

ときには「もったいなくて使えない」「汚れるのがイヤだから雨の日は使わない」なんてパターンもあるけれど、お気に入りのデザインを持って外出すると気分が上がって楽しい。

柄やロゴ、タイポグラフィの内容は、ファッションと同じくらいその日のわたしのムードを代弁してくれる気がして。

誰にアピールするわけではなくとも「このブランドやショップが好き」という気持ちを表明できる
そういう意味では、好きなアーティストのTシャツを着たりスマホやPCにステッカーを貼ったりする行為にも似ているかな。

エコバッグは荷物が多いわたしの相棒的な存在でもあるし、わたしの中の“物欲ちゃん”もほどよく満たしてくれる。

さらには個性も表現できる、ちょうどいい存在

わたしのSWEETなもの=物欲ちゃんにはキリがない

収納場所を確保しながら集めるのが課題

たくさん種類を持っていると、一つひとつは小さくてもさすがにかさばる。
トートバッグもたくさん持っているので、収納場所についてはそろそろ真剣に考えないとモノが溢れる一方だ。

よく顔を出すわたしの物欲ちゃんには終わりがない。
けれどやっぱりお金にも場所にも限りはあって、何を優先するのかは己のコントロール次第だと最近は改めて自戒している。

なかなか掃除の腰が重いわたしだから、これからは“本当に欲しいのか?”に向き合って買うかどうか決めるのがよさそう(実践できるのかはさておき)。

まずは“自分にとって好みのデザインとはなんなのか”考えるきっかけにしてみようかな。

心を整理して軽やかにするためにも、部屋に積み上がったモノたちには一度背を向けて、次の休日はいちばんお気に入りのエコバッグとスニーカーででかけよう。

もしかしたら、また新たな相棒を見つけて帰ってくるかもしれないけれど…。

織詠 夏葉

おりえ なつは。暮らしのメディア、おでかけメディアにてライターを務める。約3年間エディターやコンテンツディレクターとして稼働し、個人でも執筆活動を開始。映画や音楽、ファッション、雑貨、香水、推し活などに広く浅く興味津々。