お気に入りの財布でも買い替えたくなる日って来る。

先日、友人とアウトレットに行った。
誰からともなくそろそろ財布を替えたいという話になり、いろんなブランドを覗いては見送り、覗いては見送った。

いくつか気になるものもあったけど、心のどこかで(もうブランド物とかじゃないんだよなー)という気持ちがあって、決め手に欠けた。

けっきょくこの日は服を数着、サンダルを一足、折り畳み傘やコスメを買った。
財布の紐は終始緩めだったけど、「財布」そのものは新調しなかった。

わたしのこと

  • 年齢:44歳
  • 性別:女性
  • 職業:会社経営、クリエイティブディレクター、Sense of…編集長
  • ライフスタイル:気づけば仕事か飲酒。雑貨や小物が好き。人とかぶりたくない。

これまでの財布を振り返る

高校の頃から財布はほぼずっと長財布を使ってきた。
理由はわりと単純で、お札を折りたくないから。

あと、映画の半券とかライブのチケット、括らなかったおみくじとか…そういうものを財布に一時保存しておくのもなんだか嫌いじゃなくて、わたしの財布はわりといつも太っちょだった。

領収書を整理するタイミングで「要る」「要らない」「要らないけどとっておく」で仕分けして、財布のダイエットをする。日頃溜め込んでるだけなのに、ちょっとした達成感を得られる、そんな作業も嫌いじゃなかった。

若い頃ほど「財布はハイブランド」という思い込みみたいなものがあったけど、30代の半ばくらいからは「人とかぶらないキッチュな感じ」を選ぶようになった。

好きなブランドに出会う

そんなわたしがドハマりしたのが「carmine」。
とくに、この木目柄シリーズは狂おしいくらいわたしにフィットした。

だってね、わたし、とにかく木目柄に目がないんですぅ~

スマホの写真フォルダを遡ったら、前回財布を買い替えたときの写真が見つかった。

そう、この木目柄が気に入りすぎて、同じシリーズ内で柄違いを買い替えている。白ドットからゴールドボーダーに。このときはオットが誕生日プレゼントに買ってくれたんだったな。

そんな同じシリーズで買い替えるほど気に入った財布を使っていたわたしも「財布を変えたいな…」と思うようになる。

そう、キャッシュレス時代の到来デス!

わたし自身はけっこう前からクレカ・Suica・PayPayを中心にキャッシュレス化は完了していたんだけど、なんとまさかの最寄りのスーパーがニコニコ現金払い主義という環境…。
そうともなるとなかなか変えられなくてねぇ~

それがこの度、引っ越しをしまして冒頭のアウトレットの場面に戻るってわけ。

そして、今回選んだのは…?

アウトレットで欲しい財布はハイブランドじゃないな?と気づいたわたしは、移動中とか寝る前のベッドで「財布 個性派」「ミニウォレット おしゃれ」なんてキーワードでオンラインショップを検索する日々を過ごす。

「○○ おしゃれ」なんてキーワードで好みのおしゃれに辿りつけるわけもないのに、なんで調べてしまうのか。恥ずかしみまである。

楽天市場とメルカリをリサーチしたあと、開いたのは「Creema」だった。

そこでは検索をせずに、「財布」カテゴリから「ミニ財布・コンパクト財布」⇒「すべてのミニ財布・コンパクト財布」を選んだ。

選択肢は多ければ多いほうがいい!
くまなく探してやる!
そして、もう決めるんだ、ココ(Creema)で。

そんな強い意志で、何ページも何ページも送った。
ときどきお気に入りのをつけながら。

そして、決めたのがこのコ!

レ・フリーム 紙袋の形をモチーフにした 可愛い二つ折り財布

アプリからぽちっと購入して、数日後に届いたヌメ革の新しいお財布ちゃん。
ショップ名が控えめに型押しされて、つるんところんとかわいらしい。さすが、商品名に「可愛い」と入っているだけあるね!

開けば同型のポケットが縦に並んで、なんともお行儀がいい。
片方にはカードが9枚、もう片方は小銭たち。ぱっと見よりもしっかり入る。

お札はゆるく折れる感じ。長年の長財布生活の移行でも大きな違和感はなし。

革は柔らかくて頼りないようにも感じるけど、色とともに触り心地の経年変化も楽しもう。
それが楽しみでヌメ革にしたんだもんねー

片手に納まるこの感じ。
どこでもひょいっと連れて行けそうな分、どこかにひょいって行ってしまいそう。

失くさないように大事に大事にいっしょに過ごそうと思います!

伏見 香代子

「Sense of…」編集長/聞き手クリエイション責任者/1979年、東京都生まれ。文学少女からコギャルを経て、広義の編集者に。WEBコンテンツ&クリエイティブ、マーケティングに関わることそろそろ四半世紀。好きな映画は「カラー・オブ・ハート」って答えることにしている。感性至上主義。