旅慣れていないわたしのマレーシアの楽しみ方

2024年春、初めてのマレーシアに旅行に行くことになった。

海外に行くのは4年ぶりだ。元々英語も喋れず旅慣れた方ではないが、この4年間でパッキングの方法から飛行機の乗り方まで全てを忘却し、初心者に近い状態で乗り込むことになった。今回がほぼ初めての海外旅行となる娘もいるため、本当に無理が出来ない旅になった。

ただ、そんなわたしたちをマレーシアは優しく受け入れ充実した時間を過ごさせてくれた。旅慣れない人にもおすすめのマレーシア旅の楽しみ方をご紹介させていただきたい。

わたしのこと

  • 年齢:30代
  • 性別:女
  • 職業:デザイナー
  • ライフスタイル:家族と同居、英語が苦手、町歩きが好き

マレーシアってどんな国?

東南アジアの国で、マレー半島とボルネオ島の一部にまたがる。首都はクアラルンプール。イスラム教、中華系、インド系、先住民族で構成される他民族国家。

一部では危険情報も出ているが、エリアを選べば比較的治安もいい。旅行の計画を立てる時は、念のため外務省の海外安全ホームページで確認するとよいだろう。

※参考:外務省海外安全ホームページ

旅慣れしていないわたしたち×マレーシアの楽しみ方

今回は小学生の娘と夫の3人の旅だった。飛行機泊を含めて3泊5日。クアラルンプールとそこから飛行機で約1時間の距離に位置するペナン島の2箇所に滞在した。

好奇心を満たしつつ、「無理がない」プランを楽しんだ。

1. 食事を楽しむ

日本にいると、マレーシア料理は正直馴染みがない。わたしも食べたことがなく最初の一口は正直恐る恐るであった。

ただ、いざ食べてみるととてもおいしい!

わたしのように辛いもの好きな日本人の口には大ヒット。辛さの中に醤油味のようなあっさりとした味付けのものが多く、特にホッケンミーと呼ばれる海老出汁のラーメンにはハマって旅行中に3回食べた。

ただ、辛いものが食べられずマレーシアの食事が合わない、そんな方もいるかと思う。実際、娘も辛いものが食べられなかった。

そんな方も安心して辛くないものが食べられる環境も多い。ホテルではピザやパスタなどの洋食も食べられるし、ショッピングモールでは日本食レストランもある。特に中華料理や飲茶は現地の華人が開いている本格的なものが多く人気がある。

ホテルのビュッフェやレストラン、屋台やフードコートなどでマレーシア料理以外も楽しみながら、旅慣れていないわたしたちでも安心して食事を楽しむことができた。

2. ホテルステイを楽しむ

マレーシアのレートだと高級ホテルでも比較的割安で泊まれるらしい。リッツカールトンやシャングリラホテルなど、高級ホテルが一泊1万円前後(※2024年5月時点)から予約が出来て、ホテル選びも楽しみのひとつとなった。

そして、わたしたちもちゃっかり高級ホテルに宿泊してみた。3箇所に宿泊してみたが、どこもインテリア・サービス・食事のどれも素晴らしく、高級ホテルの良さをしみじみと実感した。

どのホテルもプールがあった。そのため、滞在中は毎日ホテルのプールで泳いでる娘を眺めながらビーチサイドでカクテルを飲んだ。本やスマホを見ながらダラダラと過ごし、飽きたらプールに浸かるを繰り返した。ホテルマンも親切で、英語が苦手なわたしにも優しい。

今まで旅行に行ったら一分一秒も無駄にせず観光をせねばと思っていたのだが、今回の旅で無理せずにホテルで過ごす時間もとても幸せだと気付かされた。



3. 異文化を楽しむ

マレーシアは他民族国家だ。そのためイスラム教・ヒンドゥー教・仏教と、さまざまな宗教・文化が共存している。

わたしたちは今回、「イスラム博物館」へ行ってみた。イスラム建築で作られた博物館で、イスラムの現代アートから古典まで鑑賞可能だ。

これが衝撃的だった。

イスラム教の美術を見る機会は日本ではほぼ無かった。文字を使った現代美術世界を展開していた。モスクのような建築も美しく、白く広々とした空間と繊細なアラベスク模様に魅了された。

ミュージアムショップではお土産も購入。異文化に触れる特別な時間となった。

旅慣れていない人にもおすすめ

旅慣れていないわたしであったが、マレーシアではとても充実した時間を過ごせた。円安の時代だが、物価も日本より安い。治安も比較的安全で、子ども連れや親連れなど世代をまたがる旅にも適しているのではないかと思う。

マレー人はシャイな人が多いため、コミュニケーションが適度な場面が多かったのも正直助かった。わたしの至らない英語スキルでも特にコンプレックスを感じず過ごせた。

マレーシアと日本の移動時間はフライト状況にもよるが飛行機で7〜8時間程度で、時差も1時間ほど。翌日から出勤・登校だったので、時差ボケも起こらないのがとてもありがたかった。

そんな旅慣れしていなくても楽しめるマレーシア。ぜひともあなたの次の旅行先の候補としていかがだろうか?

佐藤 線

さとうせん。会社員デザイナー。たまに絵を描く。お家とお出かけが好き。