ヴィンテージのデスクがずっと欲しくて、やっとお迎えをした。見るたびに「やっぱりいいなぁ…」と思って眺めている。
自分のお気に入りの家具を選ぶなかで、理想とする暮らしや自分の大切にしたいものが見えてきた。少しずつ理想に近づいていっている感じがするし、このデスクがそれを後押しをしてくれているようにも思う。
わたしのこと
- 年齢:31歳
- 性別:女性
- 職業:ライター
- ライフスタイル:一人暮らし、インドア派、出社、朝型、自炊派
私の部屋の中心的存在
最近引っ越しをして、ワンルームの部屋に住んでいるのだけれど、私の生活の中心に、デスクがある。ほとんどの時間をこのデスクで過ごしている。単に他の家具をまだ揃えられていないというのもあるのだけれど。
理想の暮らしを考えたとき、いろいろと暮らしのイメージが出てきた。そのなかのひとつに、文章を書いたり、本を読んだりする時間を心地よくしたいというのがある。
仕事でも書いたり読んだりしているし、プライベートでも同様に書くこと、読むことを大切にしたいと思っている。そういったことにかなり時間を割くことになると思ったし、書くこと読むことがもっと呼吸をするように、自分の日常に馴染んでいったらいいなと思う。そして集中できる空間を整えることも大切だと感じた。
古いものに感じる、モノ自身の輝き
新しいものもいいのだけれど、古いものに惹かれる。なぜそうなのか具体的に言葉にすることは難しいけれど、古いものに深みや味を感じるからだと思う。誰かが使っていたものが、時を経て誰かの手に渡っていくその過程で、使い手がきちんとモノの個性を感じ、大切に扱ってきたのではないだろうか。
だから現在も残り受け継がれているものは、埋もれることのないモノ自身の輝きみたいなものがあると思う。それに新しいものにはない、使ったときの馴染みやすさがある。
どんな時代にどんな人が、どのように使っていたのだろう、と想いを馳せてみるのも楽しい。モノそれぞれが辿ってきた道のりがあって、自分もそこに加えてもらえるのだと思うと、とてもうれしい。使うことで、さらに深みが出て個性を放ってくれるといいなと思う。
自分の好きを迎え入れる
何かものを買うとなったとき、選ぶのにとても時間がかかる。生半可な気持ちで買いたくないと思っていて、とくに最近は、長い目でみてずっとそばにいて欲しいものを選びたいと思う。
デザインはもちろんのこと、価格やサイズ感、材質、色、形など、あらゆる点で心から納得できないと買うことができない。自分のなかでコレだ! となるまで、とことん調べるクセがついた。だから部屋のライトもまだ買えておらず、デスクの照明でしのいでいる…。
いろんなものを見ていると、モノを選ぶうえでの自分軸ができてくる。この角が丸いのより、シャープな方が好きだなとか、色はグレーじゃなくて白だなとか。そうやって考えながらモノに向き合う時間は楽しい。どんどん、自分の暮らしが彩っていくような感じがする。
ヴィンテージデスクが欲しいと思って、お店に出向いたり、インスタでひたすらヴィンテージの家具屋さんを探し、ネットでも検索をした。最初は検索するにしても「ヴィンテージ デスク」だけだったのが、「ヴィンテージ デスク デンマーク」や「ヴィンテージ デスク デンマーク 両袖」などとより具体的になっていった。
自分の好みがはっきりとしてくると、出会いたいものに出会いやすくなる。そんななかで見つけた今のデスク。そのWEBサイトには、私好みのデスクばかりがあった。SOLD OUTのものも多かったけれど、自分好みのものはすぐに絞られた。
素材はチーク材が使われていて、天板の木目がとてもきれい。洗練されてシュッとしているのだけれど、温かみも感じる。重厚さもありながら、抜け感もある。左右両方に引き出しがついており、正面からみるとコの字型で天板が引き出しからはみ出ているフォルム。引き出しが机の足の長さより少し長めのバランス。深すぎず、薄すぎない程よい茶色。本やお気に入りのオブジェなども飾りつつ、作業スペースをしっかり確保できるサイズ感。いいお値段はするけれど、このデスクでこのお値段ならすばらしい。
こうして心から迎え入れることができると、まっすぐな思いをモノに向けることができて、とても大事にできる気がする。きっとそれはモノにも伝わる気がしている。
新しい自分の部屋に、このデスクを迎えることができてよかった。少しずつ相棒感が出てきつつあるこのデスク。この原稿もこのデスクで書いている。
ここでいろんなものを書いて読んで考えて、自分の考えを知恵を深めていきたい。この子とどんなふうにともに時間を過ごせるのだろう。ますます楽しみだ。