ミモザの日に、愛をくれた黄色の花束を思い出す

春先になると、お花屋さんにミモザが並びはじめる。黄色の小さな花が鈴なりで咲く可愛さが魅力だけど、束ねるとふわふわとボリュームが出て力強さを感じられるところも好きだし、何より色が好き。

黄色の花は、アイデンティティが曖昧になって自信を失っていた私に、愛と勇気と誇りをくれた特別な存在だから。3月8日のミモザの日に、心のお守りになっている黄色い花とのエピソードを綴ってみる。

「あやさんをイメージしたよ」の浸透力

2021年3月、自分のイメージカラーが黄色だと知った。当時はフリーランス2年目で、仕事の方向性に悩んでいた時期。日本酒のコミュニティでコミュニティマネージャーもしていたけれど、思うような動き方ができず自信を失っていた。

このままライターとしてやっていけるのか、コミュニティマネージャーとして何ができるのか。自分の基盤がぐらつくなかで迎えた誕生日に、黄色の花束がふたつ届いた。

ひとつは、一緒にコミュニティを運営するメンバーたちから。

撮影:成澤綾子

もうひとつはコミュニティのメンバーでもある友人からで、手書きのメッセージカードが添えられていた。

撮影:成澤綾子

心の中がチャコールグレーだった当時の私には、まぶしすぎる鮮やかな黄色。それぞれにお礼の連絡をすると、示し合わせて贈ってくれたわけではないことがわかり、みんなが口々に「あやさんは黄色って感じがしたから」「あやさんのイメージで選んだよ」と言ってくれた。

撮影:成澤綾子

イメージカラーなんて考えたこともなかったけれど、こんなに綺麗であたたかい色を連想してもらえているんだと知って、みんなの愛を感じて、地の底ギリギリだった自己肯定感がブワーッとすごい勢いで上がっていくのを感じた。そして、この色に恥じない自分でありたいと思った。

黄色の花は飾れないから、グッズという選択肢

あの日以来、心が翳りそうな日や特別な日には黄色の花を飾って生きてきた。この色が似合う私でいようと思えば、いつだって清々しく優しい気持ちになれる。

春先は、ミモザの花を飾るのが楽しみだった。でも、私は昨年から猫と暮らしている。花は猫にとって有毒なものも多く、残念ながらミモザもそのひとつ。

撮影:成澤綾子

猫ファーストなので飾りたいとは思わないけれど、この時季は毎年、可愛らしくも力強い黄色の花に元気づけられてたので少し寂しさもある。

そんな私のためにつくられたのかな?と思ってしまうミモザグッズのコレクションを発見した。

どれも可愛いけれど、ポール & ジョーの猫×ミモザはもう、私にとって夢のような世界。決して一堂に会することはない、好きなものが並んでいる。このタオルハンカチはミモザ感がさりげなくて、季節を問わず使いやすそう。

でも、ミモザ全開のポーチも可愛いし、ちょっと丸みのあるデザインも好み。

シビラのデザインは、ミモザのわさわさ感が水彩画のようなタッチで描かれていて可愛い。

でも、トッカの繊細で上品なデザインも素敵だな。

ブルーミング中西株式会社直営のオンラインショップ【ハンカチーフギャラリー】では、紹介したもの以外にもたくさんのミモザグッズを購入できる。全国の百貨店でも販売されているので、実際に手にとって選べるのも嬉しい!

花束でも、グッズでも、ミモザに想いを込めて

ミモザの日には男性から女性にミモザの花を贈って感謝を伝える習慣があるけれど、花束を贈るのはハードルが高い人もいるだろうし、贈りたい相手が猫と暮らしているかもしれない。ミモザグッズに日頃の感謝を込めて贈るのも、とても素敵だと思う。

ミモザコレクションの詳しい情報はこちらから。

販売店舗
・オンラインショップ【ハンカチーフギャラリー】 
・全国百貨店
※2/26~順次発売となりますが、発売開始日は店舗によって異なります。
※一部店舗では取り扱いがない商品もございます。予めご容赦ください。

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成澤綾子

成澤 綾子

東京生まれ東京育ち。日本酒と漫画と猫を愛するフリーライター&編集者。人物の魅力、事業の意義、プロダクトの価値を伝える取材・インタビュー記事が得意。