サラダ生活、はじめました。季節の果物×野菜でつくる、見た目良し・味良しなデリサラダのある暮らし

野菜や果物が体に良いことは知っている。でも、生野菜をそのまま食べるってしんどいのが正直なところ。市販のドレッシングは味が濃く、甘ったるく感じてしまって苦手だ。かといって自分でドレッシングをつくるのは面倒。そんなわたしのジレンマを解消してくれたのが、果物だった。いつもの野菜サラダにフルーツを入れるだけで、ドレッシングに頼らずとも、まるでデリのような美味しくてオシャンな一品をつくることができるのだ!

ブロッコリー×グレープフルーツ

アスパラの苦味とグレープフルーツの酸味がよく合う一品。ゆでたアスパラガスに皮を取ったグレープフルーツを入れるだけ。物足りなさを感じるなら、フレンチドレッシングを少しプラスしてもOK。

ベビーリーフ×りんご

これは南仏を旅行したときに出会ったサラダ。ベビーリーフの上に乗っているのはスライスしたりんご。アクセントにバルサミコを少々。一見、チグハグな組み合わせだけれど、りんごのほのかな甘さとバルサミコソースに酸味が絶妙にマッチ!

レタス×八朔

日本の野菜も負けちゃいない。キリッとした酸っぱさがお好みならレタスに八朔を組み合わせてみよう。柑橘系のフルーツは、どんな葉物野菜にも合うけれど、サニーレタスや水菜がおすすめ。

ニンジン×パイナップル

酢とオリーブオイルで作るキャロットラペに、パイナップルをプラスしてみた。スパイシーなクミンを引き立てるパイナップルの爽やかな味わいは、ニンジンがあまり得意ではない私でも、美味しく食べることができる。野菜が苦手な子どもにもおすすめ。

たどり着いたのは、Simple is best

“食べることは生きること”を座右に名とする私だけれど、オーガニックや無添加にはそれほどこだわらずに生きてきた。体に良いことは知っているけれど、それ以上に、美味しく食べることこそが大切と思ってきたからだ。

ここ数年、年齢を重ねることで、食べ物に対する意識は大きく変化した。かつては華やかで手の込んだ料理に魅力を感じていたが、今では「Simple is best」という考えが一番しっくりくる。特に、野菜と果物を中心としたシンプルなサラダを好んで食べるようになった。

素材本来の味を重視し、身体が自然と喜ぶ食事を選択することで、心身ともに軽やかさを実感している。年齢を重ねることでこそ理解できる、シンプルな美味しさの価値を日々感じているのである。

Simple is best。
願わくば、生き方もそうでありたいが、物欲に抗えない私は、まだまだ迷走中。不要なものを削ぎ落とした先に、これからの人生に本当に必要なものが見えてくるのかもしれない。

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執筆:東樹詩織さん
執筆:はしもとかほさん

おだりょうこ

猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。雑誌編集、テレビ局勤務を経てフリーランスに。料理は作るの食べるのも得意だったりする。