平日の通勤時間や、週末の子どもとの公園遊び…。真夏の外出は体力も気力も消耗するし、アトピー持ちのわたしにとっては汗や湿度も大敵だ。それでも毎日は待ってくれないからこそ、「少しでも快適に過ごせる工夫を」と考えるようになった。
そこで今回は、30代後半、小学生の子どもを育てるわたしが、実際に使って「これは手放せない!」と感じた暑さ対策アイテムを紹介したい。

わたしのこと
- 年齢:30代
- 性別:女
- 職業:ライター
- ライフスタイル:誰かと同居、インドア派、リモートワーク、朝型、自炊派
アトピー持ちに汗は大敵!暑さ対策なしに外出はできない
アトピー持ちのわたしにとって、汗や湿度は肌トラブルの原因になるため、暑さにさらされるだけで体調を崩すことも少なくない。夏の暑さは文字通り“外を歩けない”レベルの大敵である。
とくに近年の夏は異常な猛暑で、日差しの強さも湿度も、子どものころとは比べものにならない。
そんな状況でも、日々の生活は待ったなし。仕事での外出、子どもの送迎や公園での外遊びなど、夏でも外に出る機会は多く、避けては通れない。そこで、わたしは道具で快適さを補うことに注目するようになった。
わたしは、もともとモノに対してこだわりが強く、使い心地や見た目、機能性を重視するタイプ。口コミやレビューを読み込み、実際に使ってみて納得したアイテムを選ぶようにしている。今回はそんななかから、心からおすすめしたい暑さ対策アイテムを紹介する。
1.【日傘】シーンで使い分ける2本持ちがおすすめ

物理的に紫外線をカットしてくれる“日傘”。日差しの強い現代には欠かせないアイテムだが、荷物が増えるが面倒なところ。
独身時代は、自分の荷物さえ持てばよかった。だが、子どもと一緒に外出するようになると、荷物の軽さや出し入れのしやすさが、日々の快適さを大きく左右する。だからこそ、日傘は使うシーンに合わせて2本持ちというスタイルにたどり着いた。
完全遮光で安心感のある1本と、軽量コンパクトでサブ的に持ち歩ける1本。用途を明確にすることで、日傘の管理や持ち歩きが楽になった。
サンバリア100『折りたたみ日傘 2段折/コンビ』

2014年から愛用しているのが、サンバリア100の『折りたたみ日傘 2段折/コンビ』。完全遮光の安心感と、おしゃれなデザインが両立しており、長時間の外出に欠かせない。
この傘の最大の特徴は、生地そのものが太陽光を100%カットすること。裏面の黒フィルムが照り返しまで吸収してくれるので、実際にさしてみると体感温度が明らかに違う。気合の入ったショッピングや街歩きなど、長時間直射日光を浴びる場面での心強い味方だ。

骨組みには軽量アルミやグラスファイバーを使っていて、強度と軽さのバランスがとれているのもうれしいポイント。実際、わたしが10年以上使えるくらい丈夫なのだ。折りたたまない状態でも、傘をまとめられるベルトが付いているのもうれしい。
数あるカラーバリエーションから、白とベージュのコンビカラーを選んだ。上品な色合いでどんな服装にもなじみやすい。ただ、白地を選んでしまったので汚れやすく、晴雨兼用ではあるが雨の日には使っていない。執筆時点(2025年6月)の価格で税込13,970円と高価だが、それ以上の価値がある1本だ。
モンベル『トラベル サンブロックアンブレラ 50』

2024年から使い始めたモンベルの『トラベル サンブロックアンブレラ 50』は、サンバリアよりも軽く、常にバッグに入れておける頼もしさがある。わたしが選んだのはブルーグリーンのカラーで、汚れが目立ちにくく雨の日にも使いやすい。
重量はわずか130gとバナナ1本分よりも軽く、折り畳むと23cmと非常にコンパクト。子ども連れでの外出や旅行など、なるべく荷物を減らしたいときにぴったり。

完全遮光ではないものの、裏面コーティングによる遮熱効果は十分に感じられる。日傘を持ち歩くストレスを減らし、サブ傘としても使える汎用性の高さが魅力だ。
ただし、付属の傘袋は出し入れしづらく、何度も傘を使いたい日には少々不便。そこで、わたしは別売りの『アンブレラケース』を組み合わせて使っている。
モンベル『アンブレラケース セミロング』

傘を濡れたまま持ち運ぶと、バッグの中がびしょびしょに…というストレスを解決してくれるのが、モンベルの『アンブレラケース セミロング』。防水性が高く、折りたたみ傘をさっと収納できるため、わたしのように日傘と雨傘を併用する人には特におすすめである。

下:折りたたみ傘の親骨を折って入れたところ
親骨を折らずに入るサイズ感になっており、いちいち傘を折り畳まずにしまえる。親骨を折って傘をしまう場合でも、ケースの余り生地も折りたたんでまとめられるため、バッグの中でもかさばらない。
『アンブレラケース セミロング』は、毎日の快適さを格段にアップさせてくれる名脇役。モンベルの折りたたみ傘を購入するときは、ぜひ併せてチェックしてみてほしい。
2. 【アームカバー】ユニクロ『UVカットシームレスアームカバー』

外出時に腕周りを守ってくれるのが、ユニクロの『UVカットシームレスアームカバー』である。エアリズム素材でサラッとした肌触り、接触冷感機能付きで、つけている方がむしろ涼しいと感じるほどだ。
現在は、03 GRAY・09 BLACK・31 BEIGEの3色を所持しており、コーディネートに合わせて使い分けている。伸びがよく、縫い目のないシームレス構造なので、長時間つけていてもストレスがない。
日焼け止めを丁寧に塗る時間が取れない日でも、サッと着けるだけでUV対策ができるのは大きなメリット。冷房の効いた室内でも、二の腕の冷えを防いでくれるので重宝している。
また、新一年生になった小学生の子どもの付き添い登校にも大活躍。登校の時間帯はすでに強い日差しが照りつけることもあるが、このアームカバーがあれば素早く紫外線をカットできる。

袖のある服を着るには暑すぎる日でも『UVカットシームレスアームカバー』を付ければ、手の甲までカバーできて頼もしい。わざわざ着替えずに、アームカバーをつけるだけで外に出られるという気軽さも、忙しい朝には助かっている。
UV加工は洗濯を繰り返すたびに落ちてくるため、定期的に買い換える必要がある。だからこそ、記事執筆時点で税込990円という手頃な価格はありがたい。
3. 【帽子】THE NORTH FACE『 ハイクハット』

夏の日差しから頭を守る帽子選びにも、機能性とデザインの両立を求めたい。そんなわたしが2022年から愛用しているのが、THE NORTH FACEの『ハイクハット』である。
もともとラフィアハットを愛用していたが、ラフィア素材は水濡れに弱く、子どもとの水遊びやアウトドアに向かないので買い直したのだ。
ハイクハットは、機能的なリサイクルポリエステル素材ながら、ストロー風のナチュラルな見た目が特徴。ブラウンフィールドのカラーはフェミニンな服装にも合わせやすい。

取り外し可能なあご紐付きで風の強い日も安心。面ファスナーでフィット感も調整できる。さらに、コンパクトに丸めて収納できる点も便利。水濡れOKで手洗いも可能なので、アウトドアから普段使いまで幅広く活躍してくれる。
とくに重宝したのは、小学生の子どもの運動会。初夏のグラウンドで長時間過ごすには、通気性がよく、しっかりと日差しを遮ってくれる帽子が不可欠。見た目もラフすぎず、きちんと感があるので、学校行事にも自然になじむ。
大人にも似合うスポーティすぎないデザインは、今後も長く使えそうだ。
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自分のために快適さを仕込んで
毎年恒例となってしまった酷暑の夏を乗り切るには、暑さに“慣れる”のではなく、“防ぐ”ことが重要だ。自分の体を守るのは、もはや努力ではなく、アイテムの力を借りることが前提になっていると個人的に感じる。
暑さ対策グッズは、見た目や使い勝手、機能性をしっかりと吟味して選ぶことで、毎日の心地よさが大きく変わる。体調管理だけでなく、気分の安定にもつながってくるのだ。
暑さでおっくうになりがちな日々だからこそ、自分のために“快適さ”を仕込んでおこう。お気に入りのグッズが、明日のわたしの身体と心を守ってくれるから。