痩せてるってほんとにいいこと?

子どもの頃から痩せ型だった。極端に食が細く、太れない体質なのだ。

母曰く、まったくミルクを飲まなくて大変だったらしい。学校の給食も、もちろん全部食べきれない。外食で、初めて一人前のメニューを食べきれたのは中学一年生のときだ。大人になった今でも、定食を頼むことはめったにない。食べきれない可能性が高いからだ。

そんな私が体重について考えていることを話したい。

体重が減って考えたこと

身長160㎝・体重46kg。身長が止まった14歳から20代の半ばまで、ずっとこの体重だった

無理なダイエットをしているわけでも節制しているわけでもなく、単に食べる量が少ないゆえの結果だ。

私自身は長年この体重で生活していて、著しく体力が低いと感じたことも、身体が弱いと感じたこともなかったので、これが私のベストなバランスなんだろうと考えていた。

ところが、歳を重ねるごとに体重がどんどん減少してしまった。30代のころは44kg、40代になると41~42㎏が定番になった。そして昨年、久しぶりに体重計に乗って驚いた。40.3kgになっていたからだ。

さすがにこれはよくない。低体重すぎる。いったいいつからここまで体重が落ちてしまっていたのだろう?こまめに体重計に乗るわけじゃないから定かじゃないけど、前回に体重を測ったのは1年近く前だったかもしれない…などと思いを巡らせていて、あることに気づいた。

そういえば私、40代になってから、めちゃくちゃ不安になることが増えてない? と…。

謎の不安感に苛まれだして…

そうなのだ。私は40代になった(体重が41~42㎏になった)ころから、なぜか急に不安を感じることが増えたのだ。

たとえば、外出先で急に、「あれ?家の鍵閉めたっけ?」「あれ?ヘアアイロンの電源落としたっけ?」と不安になるようになった。

もちろん、本当に鍵を閉め忘れていたとか、ヘアアイロンの電源が入ったままだったことは一度もない。

ほかには、「明日は丸一日取材で外出しなきゃならないけど、もし体調が悪くなったらどうしよう…」と2~3日前から不安になったり、「来週旅行に行くけど、旅先で体調悪くなったら困るよ…」と不安になることもよくあった。

こちらも同じく、本当に体調不良で仕事をキャンセルしたり、旅行先でダウンしたりすることはなかった。

昔から不安を感じやすい性格だったというわけではまったくないし、実際に鍵を閉め忘れて(出先で体調不良になって)大変な思いをしたから気にするようになったというわけでもない。とくに理由もなく、ある日突然不安が強くなったという感じなのだ。

なんで急にこうなっちゃったんだろう?いったい何が原因なんだろう?そんなふうに思い悩んでいたのだが…

もしかして、あの謎の不安感って、体重が少なすぎることが原因だったのでは…?

もちろんなんの根拠もないただの思いつきだ。ただの直感だけど、あながち外れていない気がする。

体重を戻そう!元気になろう!

そう強く感じた私は、体重を元に戻すことに本気になった。そもそも40.3㎏ではあまりにも不健康すぎるのだし。

まずは44㎏を目指し、そこから46㎏まで時間をかけて戻していこう。もちろん46㎏でも、適正体重といわれる数字からすると低体重に分類されることはわかっているけれど、冒頭にも書いたとおり、食が細く太れない体質なので、無理しない範囲でと考えた結果だ。そこから先は、筋トレや運動をとり入れて、よりしっかりとした身体づくりを目指したいと思っている。

昨年の10月から意識しはじめて、今(2026年2月末)は44㎏まで戻ってきた。

気のせいかもしれないけど、前より不安を感じることが減ったんじゃないかななんて思っている。ただの偶然かもしれないけど、ちょっと元気になってきたんじゃないかなとも感じている。

最近は、外出先で鍵を閉めたかどうか不安になったりしていないし、自ら進んで旅行の予定を立てたりもしている。そのことが、なによりうれしい。

体重を減らさないために心がけたこと

私が体重を元に戻そうと思ったときに困ったのが、情報が少ないことだった。痩せるための情報とか、筋肉量を増やすための情報はたくさんあるけれど、単純に体重を増やすための情報になかなか出会えず苦労したので、同じことで悩んでいる人のために、私が心がけたことを少しだけ書いておきたい。とはいえ栄養素だとかカロリー計算とかには疎いので、めちゃくちゃ基本的な内容になってしまうのだけれど…。

私が意識したのは、お昼に米をしっかり食べることだ。今までずっと朝夜の2食で生活していたのだが(間食はする)、3食とるようにしたのだ。

最初はお昼にお腹が空かなかったり、お昼をしっかり食べると逆に夜お腹が空かなかったりしたのだが、1か月もすると、ちゃんと朝昼晩お腹が空くようになったし、ご飯も3食食べられるようになった。

あとは、空腹で過ごす時間をなるべく作らないよう、栄養補助食品(ゼリーなど)を常備して、小腹が空いたときや忙しくてお昼を食べられないときはそれで栄養を摂るようにした

私は空腹を感じにくいタイプ(これは食が細い人あるあるだと思う)で、多少おなかが空いていても「まぁいいか」で済ませたり、チョコレートひとかけで満足してしまったりするのだが、そういうことの積み重ねが結果的に摂取カロリーを低くしてしまう原因になっていると感じたので、空腹をスルーしないを心がけるようにしたのだ。

もちろん今でも食は細い方なのだけど、それでも以前より食べられる量が増えてきたと実感している。それもまたうれしいことだ。

健康で元気が一番!

体重が少ないことと、不安感に苛まれていたことがつながっているのかどうかはわからない。だけどあの頃、健やかさや元気さを失っていたのは事実だ。

だから今日もご飯を食べる。毎日元気に過ごしたいから。

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イトウ ウミ

昭和生まれのフリーライター。美容系メディアを中心に取材・執筆しています。今後はエッセイをたくさん書きたい!