「再起動します」
それは、昨年春のことだった。
青い画面とともに、毎日のようにモニターへ映し出された。
デスクトップをお迎えしてから5年半が経った。
最初は趣味のカメラで撮った写真を編集や保存をするために買ったが、フリーランスになってからは仕事で大活躍。
4月までは「再起動します」という青い画面が出てもすぐに直ったから、だましだまし使っていた。
けれど、忘れもしないゴールデンウィーク直前。
モニターを切り裂くように、大きな縦線が入ったのだ。
もう、これは買い替えだな。
そう思い、新しいパソコンについて調べていくと…。
『MacBook Air』という選択肢が脳裏に浮かんだ。
あれから1年経つが、「あのとき、MacBookにしてよかった」と胸を張って言えるほど大満足している。
この記事では、そんなMacBook Airの決め手となったポイントについて詳しく紹介したい。
僕のこと
- 年齢:30代
- 性別:男
- 職業:フリーランス
- ライフスタイル:誰かと同居、リモートワーク、朝型
MacBook Airを選んだ決め手
さまざまなパソコンがあるなかで、なぜMacBook Airを選んだのか。
その決め手について、この章で詳しく紹介する。
手触りがいい
仕事道具だから、触り心地のよさは大切にしたかった。
だから僕は家電量販店に行き、展示されているパソコンに触れ、実際にキーボードで文字を打ったりもした。
そのなかでいちばんしっくりきたのが、この『MacBook』。
- 本体の金属感のある肌触り
- キーボードのツルツルした肌触り
- キーボードをタッチしたときの軽快さ
MacBookは、これら全てが僕の理想に近いものだった。
なかでも“キーボードをタッチしたときの感覚”は、やみつきになるほど気持ちがいい。
「ますます文章を書くのが楽しくなり、仕事に精が出るのでは」と強く感じたものだ。
本体の色がかっこいい
仕事で毎日使うパソコンだからこそ、見た目が好みだとやはり嬉しくなる。
今回購入したMacBookだが、本体そのもののデザインはさることながら、“色”がいちばんのお気に入りポイントだ。
2023年の購入当時、以下の色が展開されていた。
- シルバー
- スターライト
- スペースグレー
- ミッドナイト
僕が購入したのは、2022年に新たに登場した”ミッドナイト”。
- もともと青系統の色が好き
- クールでかっこいい感じがおしゃれ
- 光を照らしても反射しすぎない
上の3つがあり、正直に言うとひとめ惚れした。
どのくらいかというと、半年後に買い替えた『iPhone 15 Pro』も同じミッドナイトを選んだほどである。
持ち運びができる
以前使っていたパソコンと同じデスクトップ型である『iMac』も、一時期は選択肢に入っていた。
一方で“持ち運ぶことが多い”という点を考えると、ノートパソコンのほうがいいと感じた。
というのも、実はデスクトップを愛用していたころに安いノートパソコンも持っていたからである。
- 在宅勤務の気分転換に外で仕事
- 取材や撮影などの出張
- 旅行しながら仕事
このように“出かける場面”があったため、なけなしのお金で購入した。
とはいえ、値段で選んだこともありスペックが不十分。
画面がカクカクすることも多く、ストレスに感じた回数は計り知れない。
しかしながら、MacBookだと“十分な機能を持ったうえで持ち運びもできる”という、ノートパソコンについての悩みも一発で解決。
それでいて、重さは約1.2kg※と持ち運びやすいのもかなり重宝している。
※Apple公式サイトを参照
もちろん機能面も選ぶ基準に
ここまで、肌触りや見た目などの“感覚”に着目したが、仕事で使ううえで見逃せないのが“機能面”だろう。
- 画像や動画、書類を保存するのに十分な容量
- iPhoneと連携でき、スマホの画像の共有がスムーズに
- 仕事で使うツール(スプレッドシート、Canvaなど)が問題なく利用できること
価格は22.4万円(購入当時)と予算の20万円を少しオーバーしたが、“仕事用具”という点を考えると必要な出費だと感じた。
MacBook Airに買い替えて感じたこと
MacBookデビューした当時を振り返って、改めて感じたのは下の3つだ。
- 仕事のモチベーションアップにつながった
- Windowsとの違いも意外とすぐに慣れた
- 一部の対応していないソフトに戸惑った
仕事のモチベーションアップにつながった
MacBookに買い替えてからというもの、「仕事を頑張ろう」とますます思えるようになった。
- 好きな色とスタイリッシュなデザイン
- 何度触っても心地よいキーボード
- 自宅以外でもサクサク動く環境
朝、妻を見送ってからMacBookを開くと、仕事モードに入れるのもこのおかげだろう。
加えて、”MacBookを持っている自分がカッコいい”というのも「やる気を出すきっかけになるな」と実感した。
スタバで開いて“特別感”を出したくなる気持ちも、少しわかった気がする。
※過度なアピールは嫌われるのでご注意を。
Windowsとの違いにも意外とすぐに慣れた
WindowsからMacへの買い替えをためらうきっかけ。
そのひとつに、“操作の違い”がある。
例えば、Windowsの”Ctrlキー”は、Macだと“commandキー”になる。
それでいて、Macにも”controlキー”があり、購入したての頃は何度も間違えたものだ。
はじめてパソコンに触れた学生時代のように、コピーペーストをするときですら、キーボードを見ながら慎重に行なっていたのが懐かしい。
とはいえ、1週間も経てば、スムーズに操作ができるようになった。
人間の飲み込みの早さに、我ながら感動したものだ。
余談だが、今までずっとマウスを使ってきたこともあり“トラックパッド操作”のほうが苦戦した。
購入したその日、思うように操作できない僕を見て、妻が横で爆笑する瞬間は今でも思い出せる。
一部の対応していないソフトに戸惑った
一方で、一部の“Macに対応していないソフト”で戸惑うこともあった。
例えば、WordやExcelはソフトをインストールすると閲覧はできるが、編集や作成するのは有料となる。
僕は使用頻度が少ないため問題ないが、仕事で頻繁に使う人にとっては手痛い出費だろう。
また、個人事業主やフリーランスの人は、“電子確定申告ソフト(e-Tax)”を使うために設定を変える必要がある。
やり方については私のブログの記事「Macだとe-Taxで確定申告できない?現役フリーランスが試してみた」で紹介したので、気になったら見ていただけると嬉しい。
パソコン選びに悩んだら、まずは触ってみてほしい
MacBookに限らず、パソコン選びでは“感覚”が大切だと思う。
数年は使うものだし、お気に入りの製品だと電源をつけるだけでも気分が上がるから。
特に自分のパソコンを使って仕事をする人にとって、お気に入りかどうかはモチベーションを大きく左右するだろう。
- 見た目は好みか
- キーボードの触り心地はどうか
- サクサク動くか
こういったものを、まずは自分の肌で確かめてみよう。
そのうえで、僕のように「MacBookがいいな」と感じたら、ぜひMacの世界に足を踏み入れてもらえると嬉しい。