私の好きな食べ物は炭水化物。
特に白米。
炭水化物抜き、糖質カット系のダイエットが席巻している昨今、ご飯が食べられないくらいなら、小デブでいいとすら思っている。
炊き立てのごはんを食べると日本人に生まれて良かったと、つくづく思う新米の季節。
白米をこよなく愛する私はこれまで、炊飯に情熱とお金を惜しみなく注いできた。
やれ圧力式だ、IH式だ、内釜はやっぱり土鍋？それとも炭？
高級炊飯器を数台買い換えたのち、土鍋にしばらくはまった。
そんな炊飯セレブな私がたどり着いたのが「STAUB（ストウブ） ラ・ココット de GOHAN」である。
フランスが誇る調理器具メーカーが、ごはんのために作ったこの鋳物ホーロー鍋は、お米本来のおいしさを余すことなく引き出す、ごはんのための鍋なのだ！
STAUB ラ・ココット de GOHANとは
「STAUB ラ・ココット de GOHAN」とは、フランス・アルザス地方の調理器具メーカーが手掛ける鋳物鍋シリーズのひとつである。プロの料理人も愛用することで知られるSTAUB鍋のおかげで、私の料理の腕はぐんと上がった。
料理に合わせていくつかのSTAUB鍋を使い分けているが、炊飯に至っては「STAUB ラ・ココット de GOHAN」一択。日本のごはんを“最高のごはん”にするために考えられた、ご飯のための鍋なんだもの、白米が何よりのごちそうと思う私に、買わない理由はない。
とはいえ、フランス生まれの鍋が、炊飯器や土鍋に勝るのだろうかと疑う人もいるだろう。実際に使うまでは私もそうだった。
断言しよう。
「STAUB ラ・ココット de GOHAN」で炊くごはんは、私史上、最高のおいしさをもたらした。
おいしい秘密その1「水分の浸透」
「STAUB ラ・ココット de GOHAN」がごはんをおいしく炊き上げる秘密は、加熱してから沸騰するまでの間、そして沸騰を維持する間、水分がお米の芯まで浸みこむことにある。米、一粒一粒にムラなく熱が加わると、お米のアルファ化（糊化）が進みやすくなり、ふっくらと炊き上げることができる。
おいしい秘密その2「日本古来の羽釜とよく似た構造」
「ラ・ココット de GOHAN」は、フランス生まれでありながら、日本古来の羽釜を継承した鍋である。羽釜同様、底の丸いカーブが鍋底から大きな対流を生み出し、鍋全体でお米をムラなく加熱。 鋳物ならではの厚みがあることも羽釜と同じ。
羽釜や土鍋でごはんを炊くには、細かく火加減を調整する必要があるが、「ラ・ココット de GOHAN」は沸騰中の細かな対流を維持できるので、沸騰したら弱火に落とすだけでOK。一粒一粒にムラなく熱が伝わり、ふっくらとしたおいしいごはんを炊き上げれくれる。
おいしい秘密その3 「蒸気をとらえる突起・システラ」
加熱をすると、重いフタで密閉された「ラ・ココット de GOHAN」の中は、旨みを含む蒸気でいっぱいになる。この蒸気がフタの裏側の突起「システラ」に当たり、旨みを含んだ水分として雨のように食材に降り注ぐことで旨みを閉じこめ、米本来のおいしさを引き出してくれるのだ。
20分で炊き立てごはん！タイパにも優れているんです
「ラ・ココット de GOHAN」が優れているもうひとつの理由は、炊飯時間がたったの20分と、タイパに優れていること。30分ほど水に浸した米を鍋に入れ、強火で沸騰したらフタをし、弱火に落として10分加熱。ふたをしたまま火を止め、10分蒸らせばできあがり。朝は炊き立てごはんと決めているわが家によって、この手軽さはかなりうれしい。
鍋本体に厚みがあるので保温性もバッチリ。
余ったごはんは冷凍保存を。レンチンで炊き立てと遜色ないおいしいごはんを味わうことができる。
「ラ・ココット de GOHAN」は1合から5合までの3サイズを展開しており、夫婦ふたり暮らしの我が家は2合Mサイズ（16cm）を愛用中。家族の人数に合わせて選べるのもうれしい。
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ごはん以外にも使えます
ごはんをおいしく炊くための「ラ・ココット de GOHAN」だが、実は揚げものや煮物、低温調理にも使うことができる。わが家ではもっぱら揚げものに使用。深さがあるので少量の油で揚げることができ、火の通りも早い。保温性に優れているので、塊肉を低温ローストする際も重宝している。
出しっぱでも映えるデザイン
STAUB鍋全般に言えることだが、そのまま食卓に出してもおしゃんな「ラ・ココット de GOHAN」は、おひつのような使い方もできる。
購入から4年以上経っているが、シーズニングはしていない。ときどき揚げものをすることで、その手間を省いている。
キッチンツールはハズレに当たることもある私だが、「ラ・ココット de GOHAN」は買って良かったと自信を持って言うことができる。
おいしいごはんとお味噌汁、お漬物で軽く2杯はイケる。
まったくもって、痩せるひまがない。
