エブリデイ“STAUB”。推しは「ブレイザー・ソテーパン」

魔法の鍋“STAUB(ストウブ)”。食材を生かす機能性と、そのまま食卓に出してもおしゃれなデザインを兼ね備えたSTAUBは、大きく分けて丸型のラウンドと楕円形のオーバルの2種類がある。料理に合わせて使い分けているが、わが家で登板回数が最も多いのは「ブレイザー・ソテーパン」。この、エース的存在の浅型のココット鍋は、煮る、蒸す、焼く、揚げるを1台で可能にする万能鍋なのだ!

STAUBUデビューをする際、最初の1台は何がいいのか迷っている人は多いはず。
そこで今回は、STAUB歴15年のわたしが、おすすめのサイズや形、初心者でも調理しやすい料理を紹介しよう。

使い勝手No. 1は、ブレイザー・ソテーパン26cm

浅めで口径が広く、ドーム型のふたが特徴的なブレイザー・ソテーパン。サイズは24cm、26cm、28cmの3種類がある。普段使いなら26cmがおすすめ。煮込み料理なら3〜4人分まで作ることができる。

ちなみに重さは26cmで約4.4kg、28cmになると約5kgの重さに。移動や片付けるのが面倒に感じることがあるかもしれないので、重さに比例するサイズ選びは慎重に。

ブレイザー・ソテーパンで何をつくる?

STAUBデビューにブレイザー・ソテーパンを推す理由は、なんと言ってもその多機能さである。煮込み料理はもちろん、焼き料理、蒸し料理、揚げ物も作ることができる、二刀流どころか何役もこなせるマルチな鍋なのだ!

煮込み料理

チキンのトマト煮

鶏もも肉をトマト缶で煮込むチキンのトマト煮。簡単なのにゴージャス感もあるので、おもてなし料理にもおすすめ。こんがり焼き色を付けた鶏肉に、白ワイン、トマト缶、ミックスハーブを入れ、蓋をして煮込むだけ。あとは勝手にブレイザー・ソテーパンが美味しくしてくれる。

ロールキャベツ

煮崩れしやすいロールキャベツは、鍋に隙間なく入れるのがコツ。タネを包んだキャベツの巻き終わりを下にしてぎゅうぎゅうに詰め、スープやトマトソースと煮込むだけ。STAUB鍋の多くは無水調理ができるので、キャベツとひき肉の旨味を逃すことなく調理してくれるのだ!

フライパン料理

深さ約7cmの浅型のブレイザー・ソテーパンは、フライパン代わりとして使うこともできる。ふたをすれば蒸し焼きもできる。

ピーマンの肉詰め

フライパンと深型鍋のちょうど中間くらいのブレイザー・ソテーパンは、焼き料理にもピッタリ。ふたをすることで油はねを防ぎ、ハンバーグのような蒸し焼き料理も簡単に作ることができる。鍋が浅いので食材を返しやすいのもポイント。

焼き魚

サンマやサケの塩焼きなどもブレイザー・ソテーパンはお手のもの。焦げ付きが気になるときは油を薄くひいたり、フライパン用のアルミホイルを敷いたりすればOK。洋風にしたいときはオリーブオイルをひいた鍋にレモンやニンニク、ハーブと一緒にぜひ焼いてみて!いつもの焼き魚がぐっとおしゃれになるよ。

鍋料理

冬の定番、鍋料理をブライザー・ソテーパンでいかが?土鍋ほどの深さはないブレイザー・ソテーパンだけれど、十分美味しく調理することができる。写真はわが家がここ数年ハマっている宮城名物の「セリ鍋」。根っこごといただくのがポイント。美味しい湯気と一緒に召し上がれ。

フライパンとしても使えるブレイザー・パンは、煮込む前に肉を炒めるすき焼きにもおすすめ。アクアパッツア、ブイヤベースもいい!

無水調理ができるSTAUB

STAUBを“魔法の鍋”と評する最大の理由は、無水調理ができること。水を加えないことで野菜や肉、魚の水分を上手に使った旨味たっぷりの味に仕上がる。

基本的な使い方は熱した鍋で材料を焼き付け、塩などの調味料を振ってふたをし、加熱するだけ。ふたをしてからは食材に触らないので煮崩れせず、見た目も美しく仕上がる。

無水調理ができる理由

ふたが重い

一般的な鍋に比べて重さがあるSTAUB。重さをデメリットと感じる人も少なくはないだろう。でも、この重さがあるからこそ、STAUBで作る料理は美味しくなる。ふたに重さがあると鍋との隙間がほとんどなく、しっかりと密閉。鍋の中に蒸気や香り、旨味を閉じ込めるので、素材の美味しさを逃すことなく調理ができる。

ピコとシステラ

STAUB鍋のふたの裏についている突起物を「ピコ」、または「システラ」と呼ぶ。どちらも食材から出た水分が蒸気となって鍋の中を対流する役割があり、突起物を伝って旨味や香りが雨のように食材に降り注ぐ「アロマ・レイン」をもたらす。

鍋肌が厚い

STAUBは鍋肌が厚い。ゆえに、重さがあるわけだが、この厚みによってすぐれた保温性をもたらしている。火を止めても余熱で調理が進み、じっくりと食材に味を染み込ませることができる。

STAUBは料理初心者にこそ、おすすめ

プロの料理人も愛用するSTAUBを使いこなすのは難しそうと思われがちだが、鍋が勝手に美味しくしてくれるので、実は料理初心者にこそおすすめしたい鍋である。ふたをしたあとは基本、放ったらかしができ、調味料も塩やコショウなど基本的なもので美味しく仕上がり、特別な食材も不要。なのにいつもの料理を格段に美味しくするSTAUB。“魔法の鍋”という理由がお分かりいただけよう。

とはいえ、1台数万円はするSTAUB。選ぶのに迷う人も多いことだろう。せっかく買ったからには失敗したくないし、毎日使いたい。

マルチに活躍するブレイザー・ソテーパンなら、STAUBが持つ特徴を余すことなく実感でき、使いこなすことができるはず!

最初の1台に迷っている人、2台目以降を考えている人はぜひ、ブレイザー・ソテーパンをお試しあれ。

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執筆:東樹詩織さん

おだりょうこ

猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。雑誌編集、テレビ局勤務を経てフリーランスに。料理は作るの食べるのも得意だったりする。