ひとり空港探検の楽しみ方!シッピングもグルメも満喫できるスポットを紹介

空港は旅行だけでなく、遊びに行くだけでもよし、ショッピングだけをしに行ってもよしな場所。地方の空港に行けばそこのご当地グルメが食べられるし、温泉や映画館のある空港もあります。

そこでおすすめしたいのが、思いのままに過ごせるひとり空港探検。「今日はどこへ行こうかな?」と悩んだときに空港がひとつの選択肢になるよう、空港と飛行機マニアの筆者が空港探検の楽しみ方を伝授します!

わたしのこと

  • 年齢:30代
  • 性別:女
  • 居住地:宮崎県
  • 職業:トラベルコーディネータ、ライター
  • ライフスタイル:0歳息子と家族3人暮らし、アウトドア派、リモートワーク、朝型

ひとり空港探検のメリット!私なりの楽しみ方ガイド

「飛行機を利用する予定はないけど空港って行ってもいいのかな?」「何をして過ごしたらいいのか分からない」という方に、旅行予定が無くても空港に遊びに行きたくなるような、ひとり空港探検のメリットと楽しみ方を紹介します!

なお、こちらで紹介する飲食店やお土産屋さんは、チェックイン後保安検査場に入る前の、どなたでも入場できるエリアにあるスポットを紹介しています。

1. 空港にいながらご当地グルメを堪能できる

【おすすめの空港グルメ】

まず、空港探検で外せないのがグルメです。空港にはその土地のご当地グルメが食べられる飲食店や売店があることが多く、わざわざいろいろな場所を回ることなく地元名物ご飯を楽しめます。

羽田空港成田国際空港といった大きな空港では有名店が店舗を構えていることもあり、本店と比べて少ない待ち時間で食べられるのも魅力です。

グルメが楽しめる空港として名高いのが、北海道の新千歳空港飲食店は空港内に74件(※)もあり、海鮮はもちろん、ジンギスカンやスープカレーなど北海道の名物グルメが集結しています。

また、ラーメンが好きな方なら福岡空港がおすすめ!ラーメン滑走路』は、福岡県内でも人気で行列必至の『博多一幸舎』のほか、鹿児島の進化系ラーメン『ヌードルラボラトリー 金斗雲』、東京で人気を誇るつけ麺の『つじ田』など全国のラーメンの名店9店舗(※)が並びます。

その空港だけでしか食べられない限定メニューやスイーツもあるので、レストラン情報を事前にチェックしてから空港に足を運ぶのがいいかもしれません。胃袋と相談しながら、作戦を立てましょう!

※2024年11月現在。入れ替わる場合があるため、最新情報もご確認ください。

2. 全国各地のお土産をゲットして国内旅行気分を味わえる

【空港でしか買えない!おすすめの空港お土産】

空港にはその土地の名産品はもちろん、全国各地のお土産が集まっている場合もあります。とくに羽田空港は全国47都道府県のお土産品が揃っているのではないかと思ってしまうほど種類が豊富です。

また、食品ブランドの店舗が並ぶ空港もあり、デパ地下気分が味わえることもあります。

そして注目したいのは、やはり空港でしか買えない限定品のお土産。

私が住んでいる宮崎県は炭火焼地鶏が有名ですが、お土産品は調理済みのパックタイプが一般的。ただし、宮崎ブーゲンビリア空港でしか買えないお土産として、レアな状態で販売されているタイプの商品があります。最終調理は自宅で行うため、まさにできたての商品が味わえるのです。

実際にお店で食べるのもいいですが、お土産品をいくつか購入して自宅でプチパーティーを開くのも楽しみ方のひとつ。友人や家族への手土産としても、自分用のお土産としても選ぶ時間がきっと楽しいはずです。

忙しくて旅行に行けなくても、各地のお土産品をゲットすれば旅行気分が味わえるかもしれません!

3. バラエティー豊かな店舗でショッピングが楽しめる

空港でショッピングというと「免税店」が思い浮かぶかもしれませんが、実は出発ゲートに入らずともショッピングを楽しめます!

例えば日本で一番広い羽田空港はアパレルショップだけでなく、家電量販店やアンティーク文房具店、高級傘を販売するお店、日本の伝統工芸品を販売するお店など、バラエティー豊かなショップが集まります。

中には市場直送の新鮮な水産物が購入できる空港もあり、デパート感覚として行っても楽しめること間違いなしです。

4. 空港開催のイベントに参加すれば初めての体験ができる

空港といえば飛行機の離着陸が眺められる展望デッキが定番ですが、ミニ博物館を常設していたり、無料で参加できるイベントを開催したりしている空港もあります。

例えば、大阪国際空港(伊丹空港)は例年『空の日エアポートフェスティバル』を開催。2024年は、航空会社の格納庫見学や管制塔見学だけでなく、日本各地のご当地グルメの出店や、音楽・ダンスが楽しめるステージ、ワークショップなど充実したプログラムのイベントを開催しました。

また、羽田空港でも『空の日フェスティバル』というイベントが開催され、ANAやJALなど各航空会社が企画を考案したり、豪華賞品が当たる抽選会を実施したりと盛り上がりをみせていました。

滑走路の見学や格納庫見学ができるのは、空港ならのイベントで初めての体験ができるかもしれません。

イベントに参加すれば空港をまるごと1日を満喫できるので、イベント開催タイミングにあわせて、ひとり空港探検デビューをしてみるのもおすすめです!

ひとり空港探検のおすすめスポットはここ!

2024年11月現在、日本には97の空港があります。その中で、空港や飛行機マニア以外の方でも楽しめるスポットのある空港をピックアップしてみました。

空港の中のチョコレート工場!新千歳空港「ロイズ チョコレート ワールド」

グルメはもちろん、映画館や、アミューズメント施設、アート展示物、ミュージアムなどがあり、「楽しむのに1日だけでは足りない」と言われるほどエンタメ施設が充実しているのが、北海道の新千歳空港です。

とくにおすすめなのは『ロイズ チョコレート ワールド』。北海道のスイーツブランドROYCE’のチョコレート工場で、チョコレートができるまでの行程を見学したり、歴史を学んだりすることができる施設です。

また、ここでしか買えない限定商品や、北海道に7店舗しかないロイズのパンが食べられる『ロイズベーカリー』も併設されていて、なかなかレアな商品もゲットできます!

チョコレート好きの方ならとくに、ウキウキワクワクしてしまうような場所です。

新千歳空港は、羽田空港、成田空港、関西国際空港に次ぐ、日本で4番目に大きな空港。お腹も心も満たされる、充実したひとり空港探検が過ごせます!

サ活もできる!羽田空港「羽田空港エアポートガーデン」

羽田空港は日本で最も広い空港です。開放感のある展望デッキや、日本風情感じられる『お祭り広場』、飲食店やお土産屋が集まる『江戸小路』など、さまざまな施設があります。

なかでもおすすめなのは、2023年にオープンした『羽田空港エアポートガーデン』。なんと24時間営業の温泉施設『泉天空の湯』が入っています!飛行機が眺められる露天風呂や内風呂のほか、サウナや岩盤浴、食事処や休憩スペースまで揃っていて、空港にいることを忘れてしまう空間です

羽田空港はショッピング施設やレストランも充実しています。食べて、お買い物して、温泉でゆっくり過ごす。羽田空港なら理想とするひとり空港探検ができるでしょう!

チームラボが手掛ける!中部国際空港セントレア空港「フライト・オブ・ドリームズ」

愛知県にある中部国際空港セントレア空港もまた、エンタメ生にとんだ空港のひとつ。中でもおすすめのスポットは『フライト・オブ・ドリームズ』です。

フライト・オブ・ドリームズはチームラボが手掛ける飛行機のテーマパーク。ボーイング787初号機の実機が飾られてあり、映像と音のショーが楽しめるほか、機内で写真を撮ったり、コックピントを見学できたり大人も子ども楽しめる施設です。

また、すぐ横にはボーイング創業の街である「シアトル」の街並みを再現したフードホール『シアトルテラス』があります。港町シアトルらしいフィッシュ&チップスのお店や、日本初上陸の人気醸造所など、さまざまなシアトルグルメも楽しめます。

そしてシアトルと言えば『スターバックス』創業の街。飛行機をイメージしたスタイリッシュなデザインの店舗があるので、ゆっくりカフェタイムも過ごせます。

中部国際空港セントレア空港は、日本にいながらプチ海外旅行気分も味わえるのが魅力です。

空港で過ごすひとり時間は至福のひととき〜私の過ごし方〜

私自身は空港と飛行機の存在そのものが好きなので、目的を持たずに空港探検をすることもあります。また、旅行に行くときは自分の飛行機の時間に関係なく早めに空港に行き、ぶらぶら過ごすのが好きです。

成田空港の中の最強くつろぎスペース

暇つぶしをするのに個人的に好きな場所は成田空港第1ターミナルにある、オフィス家具メーカー「ITOKI(イトーキ)」が手掛けるワーキングスペース南ウイング、北ウィングにそれぞれ設置されていて、誰でも無料で利用ができるスポットです。

とくに南ウィング側は私のお気に入りで、ふかふかのソファー席やひとりで座れるボックス席、さらには電源プラグもあり、くつろぐにはもってこいの空間!

南ウィング側は目の前が滑走路になっていて、飛行機が眺められるのもマニアとしては百点満点の空間です。すぐ近くにカフェもあるので、コーヒーを片手にしばらくぼーっとする至福時間を過ごせます。

日本では下地空港でしか見られない絶景スポット

もうひとつのお気に入り空港は、宮古島にある「みやこ下地島空港ターミナル」。2019年にターミナルができたばかりの比較的新しい空港です。

まず、下地島空港はおしゃれ!沖縄らしい赤瓦風の屋根にコンクリート打ちっぱなしのような外観に、中は開放ある高い屋根と木のぬくもりが感じらる空間、そしてラウンジにはソファーや宮古島ブルー感じられるプールもあり、居心地が良すぎて帰るのをためらってしまうほど。

しかし、私が紹介したい下地島空港の最大の魅力は、滑走路の延長線上にある「17エンド」。この滑走路の先端にある絶景こそが、私がおすすめしたい下地島空港の魅力です。

エメラルドブルーの海の中に延びる紅い桟橋と、その真上を滑走路を目指して降りてくる飛行機。
足りないものがなく、まさにパーフェクトなシチュエーションが17エンドにはあります。

宮古島のキレイな海を眺めながら、フライト情報を確認し「あと何分で来る!」とワクワク待つ時間に幸せを感じられる場所です。

一度、主人を連れて行ったことがありますが、30分ほどで帰ろうと言われてしまいました(笑)。
だからこそ、ひとり空港探検がおすすめでもあります。

ひとり空港探検デビューに挑戦しよう!

ひとり空港探検は、空港や飛行機マニアが行くのはもちろん、ショッピングだけをしたい方や、暇つぶしをしたいという方でも楽しめます。

近くの空港に行くのもよし、週末のお休みに気になる空港にふらっと飛んでおいしグルメを味わうのもよし。ひとり空港探検は、ぜいたくな過ごし方かもしれません。

南かいり

離島やビーチリゾート系のトラベルコーディネーターとして働きながら、現在はライターとして挑戦中。旅と海を愛し、隙あらばどこかへ飛んで行きます。「日焼けは化粧」が合言葉!