南仏・プロヴァンスへの旅は、“おひとりさま”が心地良い【フランスで最も美しい村編】につづき、今回はプロヴァンスで買ったものを紹介。
かわいい、きれい、おいしいの宝庫、プロヴァンスは、あまりお土産を買わないわたしでもお財布の紐が緩みっぱなし。手にした人の笑顔が浮かぶ、とっておきのスーベニアをピックアップしたよ。
マルセイユ石鹸
プロヴァンスを代表するお土産といえばマルセイユ石鹸。グリーンが全身に使えるオリーブオイル、イエローが洗濯用のパーム油。マルセイユ石鹸はいろんなお店で売っているけれど中には粗悪品も。必ず信頼できるお店で、72%以上のピュアな植物オイルを使用したものを買うようにしましょう。
プティな陶器
プロヴァンスにはカラフルな陶器がたくさん売られていた。お土産にするならプティ(フランス語で小さいという意味)なサイズをがおすすめ。
オーガニックなシェービングローション
夫にはピュアオイルを使用したオーガニックなシェービングローションを購入。プロヴァンスはオーガニックへのこだわりが強く、ハンドクリームやエッセンシャルオイルなどもたくさん売られている。
選んで間違いなしの「Diptyque」
娘と自分用に購入したのは「Diptyque(ディプティック)」の香水とハンドクリーム。プロヴァンスではエクス・アン・プロヴァンスの店舗で購入。1店舗につき、100ユーロ以上の買い物をした場合は、免税手続きを忘れずに!
「MONOPRIX」のエコバッグ
パリのあちこちで見かけるスーパーマーケット「モノプリ」。アビニョンやエクス・アン・プロヴァンスで見かけたよ。プチプラの化粧品やお菓子なども豊富なモノプリでは、オリジナルのエコバッグがおすすめ。シーズンごとにデザインが変わるので、フランスを訪れるたびについ、買ってしまう。
万能ハーブミックス「エルフ・ド・プロヴァンス」
タイム、バジル、ローズマリー、サリエット、マジョラムの5種類のハーブがミックスされた乾燥ハーブ。肉の煮込み料理や魚のソテー、トマトソースとあらゆる料理に活躍する万能ハーブは、料理好きな人へのお土産にピッタリ。麻の袋に入ったパッケージもキュートでしょ?
ワインのお供にピッタリ「タプナード」
プロヴァンス地方を代表するワインといえばロゼワイン。そのおつまみに欠かせないのが「タプナード」。プロヴァンス発祥とされるタプナードはオリーブをすりつぶしたペーストで、これをバゲットに塗っていただく。オリーブをベースにアンチョビ、ニンニク、ケッパー、ドライトマトを加えたものもあり、ワインがすすむ、すすむ。
ロゼワインと美食を堪能
最後に、美味しい記憶を記しておこう。
プロヴァンスはロゼワインの産地です。どれもドライ(辛口)なのが特徴。夏は氷を浮かべてキリッと冷やして飲む。これがたまらなくおいしい!
そして美味しい料理の“口福(こうふく)”な記憶の数々。プロヴァンス料理はフランスの各地方の料理の中でも、イタリア料理や北アフリカ料理の影響を強く受けているとされ、ニンニクやハーブ、オリーブオイルをたっぷり使うのが特徴。どちらかというと、地中海料理に近いのかな。
食いしん坊のわたしは、旅先での食事が合わないととても悲しくなります。それを避けるためにキッチン付きのアパルトマンを借りることが多いのだけれど、プロヴァンスではほとんど自炊をしなかった。
パリより物価が安いことや、リーズナブルなレストランを上手に見つけられたのがその理由。
お店の人や常連客とのたわいもない会話から、おすすめのレストランやカフェを教えてもらった。
プロヴァンスで購入した万能ハーブミックス「エルフ・ド・プロヴァンス」を使って、口福な記憶を再現することが目下の楽しみ。
旅を終えても、雄弁に語りかけてくるお土産や口福な記憶。
繰り返し思い出し、いつまでのその余韻に浸れることを、幸せと思う。